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バイクにドラレコ、ついてますか?
モーターサイクルナビゲーターをご覧の皆さま。
こんにちは編集長の山本です。
ところで、皆さんのバイクにはドラレコってついてますか?
最近、youtubeでバイク関連の動画を観ていると必ず舞い込んでくるのが、あおり運転にまつわる動画。
しかも、その数って最近異様に増えている気がします。
その中には、自分の乗っている車種であおりに遭遇している人、あるいはびっくりするほど近所でとられた映像もあったり?
身近に感じて怖いですよねぇ。
事故後の係争に備えての防衛手段として、今はバイクにもドラレコは欠かせないものになっています。
バイク用のドラレコもちょっと良いものが出てきているみたいなので、今回は最近のバイク用ドラレコの中から、注目の3機種を選んでお伝えしていきますよ。
白バイ隊ご用達、複数のバイクを持っている人ならコレ
まず最初におすすめするのが、アサヒリサーチという会社からリリースされている「Driveman(ドライブマン)BS-10」。(以下BS-10)
こちらは、好評のBS-8の画質をUPし、マイクロSDも32→64㎇まで対応とするなど、機能を充実させたモデルです。
やはり警察御用足しの商品ということで、証拠を保全するということを一番に考えた機能が、他のモデルよりも優れたモデルだと思いますね。
(*警察用はこのモデルをベースとしたPS-10。映像データーを暗号化できる特別仕様です。)
BS-10の優れた証拠保全機能
LEDの信号機は高速点滅していて、ドラレコのカメラのシャッタースピード同期してしまうと、最悪は事故時の信号の色が判別できないということにもなりかねない、というのは良く知られた事実です。
一般的なドラレコのシャッタースピードは15・30・60コマ/秒と、3の倍数であることが多いのですが、 BS-10の場合は27.5コマ/秒。
なので、全国の信号機に対応し、信号の色が鮮明に映るんですよ。
また、ノイズの影響を低減するワイドダイナミックレンジ(WDR)やハイダイナミックレンジ(HDR)の設定が可能。
なので、、トンネルを抜けたときなどの明暗の変わり目で発生する、いわゆる「白とび」や「黒つぶれ」を自動補正してくれます。
さらに、GPSアンテナを内蔵しているので、位置情報を記録できるが素晴らしいですね。
しかも、このGPSには本体の時計を自動修正する機能を装備。
一般的なバイク用ドラレコの場合、造りがシンプルにできているためか、日時が狂って映っていることも珍しいことではありません。
なので、この機能は証拠保全を重視するうえで、かなり頼りがいのあるものだと思います。
その上、Wi-Fiを備えているのもいいですね。
これはスマホでの画角確認を可能にするためのもので、残念ながらWi-Fiを使って動画を他のデバイスで再生することはできないそうです。
それでも、私も他社製品で何度となく空ばかりを映していたことがあるので、メット装着の場合に重宝する機能だと思いますね。
最大画質は何と「2K」!
BS-10の画質は最大2K、つまり300万画素(1296×2304ピクセル)での撮影も可能。
さらに、オプションのウインドジャマーを本体にかぶせれば風切り音がかなり低減されるので、ウエラブルカメラとしての性能も期待できます。
ただ、この商品は内装バッテリー駆動のみなので、さすがに2K録画でGPSなどの機能をONにしていると、連続撮影が可能なのは2時間くらいまでになってしまうようです。
画質を落としてWi-FiやGPSをキャンセルすれば最大8時間の駆動が可能ということですが、やはり、証拠保全を優先して買うモデルだと思うので、せめてGPSは活かしておきたいところ。
しかし、考えてみれば、バイクの場合2時間以上ぶっ通しで走行を続けるのもそうはない話ですよね。
なので、ウエラブルカメラ的に使うか、ドラレコとして使うか等、その時の目的に合わせて設定を変えたり、休憩ごとに充電を行っていけば、その点はクリアできるでしょう。
本体にちゃんと電池残量計がついているのも、バイク用ドラレコにはありそうでなかった新設設計ですね。
また、消費電力を抑えるため、このBS-10には、一定時間動作がないと録画を停止し、本体が振動を検知した時点から録画を再開するスリープ機能もついていますから、工夫して使えば、バッテリーで苦労することもそうはないでしょう」。
BS-10ならではの機能が便利
BS-10は警ら巡査の目線で証拠保全を行うべく、ヘルメットへの装着を前提として開発された商品。
ドライブマンシリーズならではの特長が、レンズ下のLEDライトです。
これも実際の警らの要望から装備されているものと思いますが、我々一般ライダーなら、例えば、遅い帰宅で車体カバーをかけるときなどに役立ちそうですね。
また、オプションの車載用ブラケットを使えば、車体に取り付けることも可能。
ですが、やはりこの機能を活かすなら、ヘルメットへの装着がおすすめです。
本体重量は155gで、ブラケットはご覧のように磁石でつけるタイプとなっています。
脱着は容易ですが、本体をを持ってヘルメットを持ちあげられるほど強固に装着される上、
脱落防止ストラップもついているので安心です。
このように、非常に高性能なBS-10。
アマゾンプライムならなんと6,920円引き。(※令和元年7月9日現在)
「これならお財布の射程圏内だな」
という方にはぜひおすすめです!
やっぱり前後ドラレコがベスト
凶悪なあおり運転の増加が社会問題となって、急激に普及してきたドラレコ。
ですが、最近はご高齢の方のペダル踏み間違えによる追突事故など、ライダー自身では防衛の仕様のいない事故も増えています。
もはや、防衛のために前後カメラは必須なのかもしれませんね。
最近は国内パーツメーカーも、前後2眼ドラレコに力を入れてきている中ですが、いろいろ吟味した結果、今回はコスパを重視してこのモデルを推すことにしました。
それがこちらの商品。
MEKNIC A7Bです。
製造元は中国の LancerTech という会社で、ここからいろんな会社のOME商品として出回っている模様。
そのせいもあり、アマゾン内では非常に似通った製品を多く目にするのですが、その中でも好評レビューの多いのがこのモデル。
証拠保全+コスパで吟味した結果、たどり着くのがA7B?
「あぁ、知ってるよ、いまさらそれ?」
と、言われそうですが、よーく見ると、これはコレで進化しているんです。
上の映像でも進化のポイントが映っているのですが、お分かりになりますか?
それは写真の左下。
↑左下のGPSアンテナ。
このMEKNIC A7B(以下A7B)には、GPSが装着されているんですよ。
先ほどのBS-10にもGPSは装着されているのですが、
A7Bでは、このようにGoogleMapと連動し、走行ルートや万一の事故現場の位置などをGPS情報を基にした速度情報と共に一目で確認できるのが特長。
しかもこの画像を、2.7インチ500万画素のモニターで映し出すことができるので、いざというときの現場検証もスムースです。
国産2眼バイクドラレコもみてましたが、GPSの搭載がなくてA7Bより高いんですよね。
さらに、A7Bはソニー製260°の広角防水カメラを前後に備えています。
最大画質は1080pのハイビジョン。
購入者の方がUPしている動画もいくつか見ましたが、画質はかなりきれいです。
なので、お友達やグループでのツーリング時に、周りの人の走りを映して楽しむのもいいですよね。
当然、Gセンサーを備え、ループ録画も可能。
日本のLED信号に対応したモデルなので、ドラレコとしての基本性能はきちんと網羅されています。
中国製ということで、以前は言語設定が日本語以外のもので説明書も訳が分からないということもあったようですが、さすがにそのあたりは改善されている模様。
日本企業が制作したマニュアル付きで、設定も日本語で操作できるようになっています。
ただ、一つ欠点は、本体が防水ではないこと。
タッパーなどを加工して防水カバーを自作している人の映像も見たことがありますが、本体の防水については、お手持ちのバイクに合わせて工夫する必要があるようですね。
とにかく、この高機能でアマゾンプライム価格13,280円(※令和元年7月9日現在)は、間違いなく買いだと思います。
リーズナブルながら、カメラ性能は抜群の一台
実は、現在私が愛用しているのがこの商品。
モーターサイクルナビゲーターの中では何度となくご紹介しているDAYTONAのバイク用ドラレコDDR-S100です。
バイクドラレコはこれまで何度もご紹介してきたわけですが、カメラの性能で比較をしてみると、昨年ドライブマンBS-10-が登場するまではこのDDR-S100のカメラがダントツの高性能を誇っていました。
他社製品の場合、本体が高価な上ステーもオプション扱い、しかもそれ自体が高価である場合もあり、さらには配線が煩雑である場合も少なくありません。
その点、DDR-S100はマイクロSDさえ用意できればポンと使えて、その後、ほとんど手間いらず。
少なくとも、私がDDR-S100の購入に至ったのは、そういうところに惚れたからですね。
ただこの商品、愛用者からすると「どうして?」と思うほどアマゾンレビューの評価が芳しくないんです。
DDR-S100には両面テープで車両やへルメットに固定するタイプのステーと、ミラーなどに共締めで固定するタイプのステーが同梱されています。
高価なステーが別売であるバイク用ドラレコも多い中、こうして複数のステイが同梱されていること自体、とても親切なことだと思います。
しかし、どうもこのステーがマイナス評価の集中砲火を浴びているんですよね。
実を言えば、私の購入時にもそれは気になっていました。
しかし、先述のようにカメラは1080pのハイビジョン、本体も極めてコンパクトで、車体給電とUSB給電が選べるケーブルまで同梱というのは、他のモデルを置いても魅力的です。
そこで、私はマイナスレビューを見ながら、自分なりに工夫して、欠点とされる部分を補って使うことにしました。
そうして書いたのが上記の記事ですが、まず、汎用品でベストな状態を探るには各々の車両や使用条件の違いに合わせた工夫が必要であること。
これは、皆さんにもある程度ご了解ただきたい点ですね。
要は工夫することを愉しんで良い面を活かしていくのか?
「めんどくさい」・「詐欺だ」「金返せ!」というのか?
とりあえず私の場合は前者の立場を選び、使用開始から約一年、今のところ脱落したりすることは一度も無く、車載カメラとしても十分に機能してくれています。
特に、広報車をお借りした時などはヘルメットに装着し、モバイル電源から給電して一日取りっぱなしにできたり、ガムテープで車両に張り付けていろいろな角度から撮影したり。
そんな風に、いろいろな使い方ができて小回りが利くので、今ではこの商品に愛着すら持っています。
ただ、先述の2機種を見るとGPSの装備や、2眼カメラはうらやましいところ。
その辺はコスパに免じて割り切るかとも思ったのですが、最近このDDR-S100のアフターパーツに、面白いものが出てきたのでご紹介しましょう。
それは「DDR-S100用ナンバープレートサイドマウントカメラステー」という商品。
これを使うとですね、見てください。
ナンバーと共締めで、DDR-S100を後方カメラにできちゃうんです!
本体もアマゾンならそうバカ高くはないので、これを買ってもう一台増設し、前後カメラ化するのもいいですよね。
DDR-S100はUSB給電が可能なので、
こんな感じの二俣ソケットがあれば造作もなく設置できるかもしれませんね。
(※消費電力は5.0Vなので、バイク側アクセサリー電源の許容量を予めご確認ください。)
GPSはなくとも、工夫次第でいろいろに使える「ガジェット感」が魅力のバイク用ドラレコ。
愛用者としておすすめの商品です。
まとめ
さて、実にざっとではありますが、今回はバイク用ドライブレコーダーのおすすめ3機種をご紹介してまいりました。
今はバイク用にも実にいろいろな機種があるわけですが、大体分類していくと、
- 主にメットにつけるタイプ
- 車載専用タイプ
- その両方をこなせるタイプ
に分類されます。
なので今回は、この3タイプを吟味しながらその中のベストを選んでみました。
バイクライフの防衛強化を図るため、ドラレコをまだつけていないという方はぜひ、この記事を参考にしていざというときの備えをしていただけたらと思います。
また、マイクロSDを記憶媒体に使うドラレコには、こまめなSDのケアが必要です。
その辺は下記の記事にまとめましたので、併せてご一読下さいね。
映像参照元;アサヒリサーチHP-BS10
DAYTONA-DDR-S100公式ページ