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マルケス一強かと思われた今期のMOTO GPに登場したファビオ・クアルタラロ!
Fabio Quartararo(ファビオ・クアルタラロ)選手。正直あまりご存知なかった方も多かったと思います。
しかし、今期2戦連続ポールポディション獲得です。
この速さは本物でしょう。
https://twitter.com/MotoGP/status/1144952076642000896
今回はマルケスの一強で終わってしまうのでは?というMOTO GPに一石を投じたFabio Quartararo(ファビオ・クアルタラロ)に切り込んでみたいと思います。
Fabio Quartararo(ファビオ・クアルタラロ)は何者?
Fabio Quartararo(ファビオ・クアルタラロ)はフランスのニース生まれのフランス人のライダーで1999年4月20日生まれなので現在20歳です。
そうです。とても若い。
この若さと速さで、実はマルケスが打ち立ててきた最年少連続ポールポディションレコードも更新していたりします。
フランスのニースに生まれたクアルタラロですが、幼少期にスペインに移住したり、やはりオートバイグランプリ一色であったようです。
その後も登竜門CEV Repsolで活躍し、世界グランプリレベルでの活躍を期待されていました。
ところが16歳にならないと世界選手権には出られないということでスペイン国内のグランプリで活躍し、MOTO3からグランプリデビューしたということです。
意外なのはMOTO3とMOTO2でタイトルがないということです。
タイトルがないというか、年間チャンピオンシップ終盤でタイトルに絡んだこともありませんでした。
幼いころから光る速さを持っていながら歯車が合わない時期もあったということです。
初めてのサーキットでも速いのはプレステのおかげ?笑
マルケスの持つ最年少連続ポールポディション記録を更新したオランダのアッセンでのインタビューでクアルタラロは以下のように答えています。
「明日はグループレースとなるだろう。上手くマネージメントして、タイヤの温存にトライしよう。そこから沢山のことを学び、グッドなリザルトを獲得して、さらに自信を持ってザクセンリンクに行きたい。明日に向けて準備を整えることが必要だから、今夜はプレイステーションでアッセンにトライしよう」と、会心の笑みで決勝レースの期待を語った。MOTO GP公式HPより
一見冗談に聞こえますが、最近のレーサー(特に四輪)はプレイステーションであったり、レーシングシミュレーターで未経験のサーキットのラップを重ねるトレーニングがたくさんあるようです。
もちろんクアルタラロの速さの主要因ではないとは思いますが、実際にオートバイに乗るだけではなく、あらゆるリソースを使ってレースに向き合っているところが、彼の速さの秘訣なのでしょう。
ポールはありますが、まだMOTO GPでの勝利はないです。
彼のパフォーマンスが安定して、チャンピオンシップでも存在感を出すのか、一過性の光で終わってしまうのか、目が離せません。