KawasakiがEICMAでW800復活を発表!Z400やVersys 新H2SXSEも登場!!
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予告の4台ついにアンベール

ZX-10RシリーズやZX-6Rなど6台の新車に沸いた10月のラスベガスショーのKawasakiブース。

このとき、Kawasaki USAのHP上にはEICMAで、さらに4台のマシンの発表があることが予告されていました。

2018年11月6日からイタリア・ミラノで開催されているミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)。

ついに予告通り、これら4台のベールが剥がされました。

では早速1台づつご紹介していきましょう。

W800復活っ!

排ガス規制のため惜しまれつつ生産終了となっていたW800が嬉しい復活を果たしました。

それもカフェとストリートの2バージョン。

こちら↑がW800ストリートで、

こちら↑がW800CAFEです。

9割に及ぶ新製パーツによる刷新を受けながらも、1966年型W1 650に由来するトラディショナルな雰囲気はそのまま。

それでありながら、Z900RSと共通らしきLEDヘッドライトには、新しさとの融合が見られます。

ブレーキは前後ABS。

ABS化に伴って、

リアブレーキはドラムからディスクに変更。

773㏄空冷バーチカルツインエンジンは厳しい環境性能基準「Euro4」に適合するため、左右のエキパイ前にキャタライザーと思しくパーツが追加されています。

最高出力は35kwと言いますから、馬力換算で約48馬力。

Wらしさである「風合い」ともいうべきバーチカルツインの上質なサウンドや乗り味の復活は、ファンにとって喜ばしいことではないでしょうか。

販売予定や詳細な諸元等は2019年初めの公開予定。

しかし、北米のKawasakiサイトでは既にW800CAFEの価格を$9,799(2018年11月初旬現在のレートで約1,113,300 )としています。

この年末にサンタクロースは持ってこれないようですが、来春に向けて貯金をしておくのがいいかもしれませんね。

NINJA H2 SX SE+

Ninja H2 SXシリーズに新たなグレード「SE+」が加わりました。
一見、若干のカラーリング変更にしか見えないSE+。
Ninja H2 SX SEとの違いは主に、
  • 自己修復塗装の採用
  • スマートコネクト搭載
  • 前後電子制御サス投入
の3項目です。

自己修復塗装

既に新型H2やZX-10R SEにも採用されている自己修復塗装「ハイリーデュラブルペイント」
これがNinja H2 SX SEにも追加されました。
「自己修復」といってもサイボーグのように凹みまで直るわけではありませんが、小傷程度なら自然に直してくれるというのですからすごいですよね。

スマートコネクト搭載

スタンダードのNinja H2 SXとは違ってSEにはTFTフルカラー液晶メーターが採用されているわけですが、SE+ではBluetoothを使ってスマホと連動が可能。
専用のアプリをダウンロードすれば、各種電制のセッティングをスマホからも行うことができます。

電子制御サス

こちらはSHOWAと共同開発による電子制御サス。

路面状況に合わせて自動的にダンピングを調整してくれる上、5段階のモード設定が可能。

それだけでなく、トラクションやコントローラーやパワーコントローラーとも連動し、一括した設定が可能となっています。

ちなみに、フロントブレーキはブレンボで最上級の「Stylema」。

これにIMUを介して制御され、コーナリング中のブレーキングのも対応するKIBS ABSが組み合わされています。

北米Kawasakiサイトでは既に$25,000の値がついていますから、今のレートで約2,840,112円。

これだけの装備群を持ちながら300万円以内なのはお買い得かもしれません。

日本仕様の販売は何とか消費税は10%になる前でお願いしたいですね。

VERSYS 1000 /SE

日本のラインナップにはないヴェルシス1000。

 

今回はスタンダードモデルに加え、

今回は上級モデルのSEが追加されました。

SEはH2 SX SE同様のコーナリングライトを有し、外観上の質感も高くなっているのが特長。

また、SEのブラック×パールホワイトのカラーリングには、Ninja H2 SX SE+の解説中にも触れた自己修復塗装「ハイリーデュラブルペイント」部分的に施されています。

スタンダートの単色の反転液晶メーターに対し、SEではメータはTFTフルカラー液晶。

Ninja H2 SX SE+にも装備されたスマートコネクト機能も搭載され、

同様に電制サスを含む各種電制のプリセットが行えるようになっています。

他にも、グリップヒーターやクルーズコントロール、

さらにUP/DOWN両方向に対応したクイックシフターKQSといった快適装備も備えていますから、かなり距離のあるツーリングも疲れ知らずですね。

エンジンはZ1000系の4気筒エンジン。

2~3気筒が主流なアドベンチャーモデルの中で、アドベンチャーのゆとりをシルキーな4気筒で楽しめるのは楽しそうです。

ちなみに北米では、このSEに28Lのサイドケースを左右に標準装備するVersys1000SE LT+をラインナップ。

こちらは、$17,999なので、今のレートで約2,046,900円。

サイドケースなしで日本に入ってきたとすれば、175~185万円くらいになるでしょうか。

タンデムシートも分厚く、タフに荷物も積めそうですから、見ているだけで距離を伸ばしたくなりますね。

Z400

2018年は初めに400をコンパクト化して共通のボディーワークを採用したNinja250。

250には既にそのストリートファイターモデルであるZ250が発売されています。

「そういえばZ400もあっていいよね」

と思っていたら、EICMAで出てきてくれました。

LEDヘッドライトを擁する顔立ちはZ250より凛々しくもあり、

切れ込んだ直線のデザインが、「Z」らしさを演出していますね。

テールデザインにもその演出が見てとれます。

エンジン・フレームワークは基本的にNinja400のものを踏襲。

H2同様、エンジンを強度メンバーとして活用するトレリスフレームをとなっています。

エンジンもNinja400に共通。

ミッションにはアシスト&スリッパークラッチを備えています。

今回発表されたのは、日本仕様の48psではなくNinja400欧州仕様に準じた45ps。

恐らく日本でラインナップの際には、そのまま48psになるのではないかと思います。

シート高も785mmとZと変わらない高さですが、シートが若干スマートになっているということで、足つき性が向上。

さらにアップハンドルになったことで、Ninjaよりもアップライトで楽に乗りこなすことができそうです。

そのアップハンドル周り置かれたメーターも、

このようにシンプルにまとめられ、タコメーターの針をデジタルで表示するのがユニークです。

Z400の他モデル同様、既に北米でプライスが$4,799 となっているので、今のレートで約545,500 円。

この価格帯であるなら、ビギナーにも求めやすい価格ですよね。

各メーカーともに最盛期からすると相当に数を減らした400㏄ラインナップ。

小さくてパワーにゆとりのあるリーズナブルなZ400ならこのクラスを盛り上げてくれるはず。

日本での発売を期待しましょう。

昨2017年の東京モーターショーのZ900RSやNinja250/400発表以来、ハイペースで市場に新型車を投入しているKawasaki。

まだまだこの先もその勢いはとどまるところを知らず、私たちを楽しませてくれそうです。

映像引用元;Kawasaki UK ・ Kawasaki USA




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