日本では立冬前日、そしてイタリアではミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)。
今年もこの季節がやってきました。
今回は日本時間11月6日18:00にミラノから生配信された、BMW Motorradによるプレスカンファレンスの中で発表された6台のニューモデルたちを見ていこうと思います。
次々とベールを脱ぐニューモデルたち。
ワクワクしますよね。
目次
C400GT
BMW Motorradプレスカンファレンスの先陣を切ったのはこちら。
C400GTというビックスクーターです。
シャープなルックスの中にあしらわれた、BMWの象徴「キドニーグリル」が、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。
そんな外見が期待させる通り、装備はゴージャスなもの。
このC400GTはメーターパネルに6.5インチのTFT液晶モニターを持っています。
BMWコミュニケーションシステムにより、スマートフォンとの連動が可能で、インカムを使えば電話をしたり音楽を愉しんだりできるほか、ナビゲーションにも対応できるといいます。
↑こちらは新型GS1250 のBMWコミュニケーションシステム画面農地の4パターン。
今回、C400GTのメーター写真は入手できませんでしたが、スマートパネルはこれに似たものなのではないかと思います。
エンジンは単気筒でCVT駆動。
キーレスシステムで気軽に乗り込むことができ、
広い座面を持つシートはヒップサポートもついて、疲れにくくなっているようです。
乗る人の可能性を大きく広げてくれるC400GT.
市場への投入は2019年春ごろだということです。
F850GSアドベンチャー
誕生以来、高い人気のF850GS。
ミドルクラスのGSとして親しまれてきたF850GSは、可能性をさらに充実させ、グラマラスな容姿になりました。
機能的にまとめられたアイコニックライトは、パリダカに一時代を築いたGSファミリーの一員であることを印象付けます。
さらに洗練された並列2気筒エンジンは85PS。
燃料タンク容量を23リットルに増やし、満タン時の航続可能距離は約500㎞。
これまで以上に、タフでスポーティーなライディングを楽しめるようになっているようです。
BOXERファミリー
BMW伝統のBOXER(水平対向)2気筒エンジンを持つR1250GSアドベンチャーとRS1250、そしてR1250。
共通のパワーユニットは、先進のバルブタイミングリフト機構、シフトカムシステムを得て、これまでのボクサーエンジンでは最強となる160PSに増強。
さらにユーティリティーにはBMWコミュニケーションシステムによるスマートコネクトも搭載しています。
パワフルなだけではなく、低速からスムースな加速感、そして使い勝手の良さは多くの人々を笑顔にしてくれることでしょう。
R1250GSアドベンチャー
ボクサーエンジンを搭載するR1250GSアドベンチャー。
「アドベンチャー」という言葉を世の中に印象付け、それをバイクの1カテゴリーに加えた車種がR1250であると言っても過言ではありません。
見るにつけ頼もしさを感じる存在感は、さらにたくましさを増したようにも思えます。
RS1250
ボクサーのツーリングモデルとして高い支持を集めるRS1250。
キレよくまとまったスタイルが印象的です。
R1250
オーセンティックな外観のなかに新しさを併せ持つR1250。
塗装のあり方やパーツ一つ一つの造り込みは質感が高く、
エンジン的な技術面はもちろん、視覚的にも楽しみを与えてくれる仕上がりになっています。
S1000RR
そしてBMW Motorradのメディアカンファレンス。
トリを飾ったのは、S1000RRでした。
言わずと知れた、BMW Motorrad最強のアルティメットスポーツバイク。
既にこちらの記事でもお伝えしましたが、独創的なアンシンメトリーなライトデザインは左右対称となり、
テールデザインもコンパクトな印象になりました。
従来より車重ー10kg+8psと言いますから、約197kgで207ps。
エンジンは話題のシフトカム機構を搭載です!
さらにサスペンションを含めたフレームジオメトリーも最適化され、
高速での速さだけでなく低速からの扱いやすさも期待できるものになっているようで、レースではこの辺が武器になりそうです。
電脳は6軸センサーをはじめとするIMUなどに磨きがかかり、コンパクトになった車体をさらに俊敏な動きを与えられるようになっているようです。
これは概要を聞いただけでもワクワクしますね。
さらに電子制御のインターフェイスも6.5インチのTFT液晶で使い勝手の良いものとなり、
表示の方法も必要に応じて変更できるようなマルチファンクションタイプになっています。
実はS1000RRに関して発表されたのはそれだけではありません。
BMWのスポーツカーに冠される「M」。
2輪としては初めてその名を冠する、「Mパッケージ」も用意されており、なんとカーボンホイールでさらに3.5kg軽量化された193.5kgに。
さらに、シングルシートカバー、そしてトリコロールカラーをまとうのがMの証。
つまりメインステージにあるのがそのMパッケージなんですね。
では、スタンダードモデルはというと、それはこちら。
カラーリングとホイールデザインが異なるようです。
なるほど、だからプロモーションビデオで2台走らせてるんですね。
プレスカンファレンスの会場にはBMWのSBKライダーが集合。
来期のSBKスーパーバイク世界選手権へはこのS1000RRをベースに戦うことになっています。
進化したライバルたちとの闘いが一層面白くなりそうですね。
映像引用元;BMW Motorrad/EICMA