目次
ついに正式公開!
まずは正式公開映像をご覧ください。
おっ、来た来た!
※こちらは公開直前情報です。
2017年の11月、イタリアで開催されたミラノ国際モーターショー(EICMA)。
Kawasakiブースでは、Ninja ・Zという2つの主幹モデルに125㏄モデルの投入がアナウンスされていました。
モーターサイクルナビゲーターでも、この件については昨年から注目し、最近流れたティーザー映像もキャッチしていたわけです。
この記事の中では扱ったのはKawasakiが公式にリリースした「ティーザー1」・そして「ティーザー2」の画像。
しかしこのほど、第3弾となる「ティーザー3」が公開されたのでご紹介しようと思います。
※鳴り物入りなので、音量はご注意くださいね。※
いかがでしょう?
いかにもオースティンな雰囲気たっぷりのティーザー映像。
もうだいぶその姿も見えていたのではないかと思います。
エンジン音もわざわざつけていましたね。
とにかく、なんだか楽しそうなバイクだというのが伝わってきます。
これはKawasaki UKのサイトに上がっている映像。
実はこのサイトではNinja125/Z125の姿をもっとしっかり見ることができます。
その中から、まずはNinja125の映像をご覧ください。
続いてZ125がこちらです。
来ましたねぇ。
小さいながらも迫力を感じるのは、作画上の演出だけではなさそうです。
もっとよく見たい!
「動画じゃ一瞬でよく見えないぞ!」
という方のためにこちらの映像も用意してみました。
こちらがNinja 125、EU仕様ということになりますかね。
手元に届いた映像はこれだけ。
ですが、動画を見返しながらだと、全体の外観もだいぶわかるのではないでしょうか。
Ninja125発売で250SLが消滅?
まず、Ninja125についてです。
これまで、Ninja250にも似た2灯のデザインを持つ予想CGが出回っていましたが、実際はNinja250SLに似たものになったようです。
Ninja250SL
Ninja250SLは単気筒でスリムな車体が特長。
小さいながらもそのエンジンは元気そのもので、手軽に親しむことができ、技を磨ける一台としてミニサーキットのヒーロー的存在です。
しかし、250SLの画像を切り出そうとKawasakiの日本サイトでラインナップを見ると、250SLにはいつの間にか「生産終了」の文字がついているではないですか。
これは恥ずかしながら知らなかったのでびっくりしましたが、ひょっとしてこれは125との交代を示唆しているのかもしれません?
とすれば、これまで250SLでサーキットを走っていた人には悲報?
いや、車体的に大きな差がないとするななば、125で、250SLと同じように走れる人はヒーローです。
やっぱりバイクは小さくなればなるほど、速く走れ競るのにはライダーの技が必要になってきますからね。
「面白れぇ、やってやろうじゃないか」
むしろ、そんな風に気合の入るライダーもいるのではないかと思います。
ZはZらしくZな感じで
同じくZ125がこちらです。
Ninja125のことがあったので、こちらも日本サイトでZ250を見てみ増した。
しかし、Z250に関してはラインナップに留まるようで、「生産終了」の文字はありません。
Z250は2気筒、そしてこのZ125は単気筒なので単純に「シリーズの幅を広げた」ということになるのでしょう。
基本的な車体構成はNinja125と共通なようなので、こちらの方がエンジン周りの外観を理解しやすいかもしれません。
いずれにしても、最近のZの雰囲気をしっかりと持っていて、ストリートファイター然とした姿はなかなかかっこいいですね。
「小さな町の遊撃手?」
今は昔の自動車CMのキャッチコピーを思い出してしまいましたよ。(笑)
諸元はどんな感じ?
さて、昨年から気になっていたという方もおいでだと思います。
この2台がどんなバイクなのか、数値の上で見ていきましょう。
といっても、2台の諸元が公式に発表されるのは、10月2にドイツ・ケルンで行われるインターモトのプレスカンファレンス。
モーターサイクルナビゲーターでは、そちらの情報も順次お伝えしていく予定です。
今回はイギリスのモーターサイクル情報サイトMCNが報じている、諸元の一部をお伝えます。
MCNによると
Kawasaki Ninja 125
最高出力: 11.0 kW {15 PS}長さx 幅x 高さ: 1,935 x 685 x 1,075 mm
タイヤサイズF: 100/80-17M/C 52S
タイヤサイズR: 130/70-17M/C 62S
シート高 785 mm
Kawasaki Z125
最高出力: 11.0 kW {15 PS}長さx 幅x 高さ: 1,935 x 740 x 1,015 mm
タイヤサイズF: 100/80-17M/C 52S
タイヤサイズR: 130/70-17M/C 62S
シート高 815 mm
ここからすべてを想像するというのはかなり大変ですが、かなり面白そうなのは確かです。
エンジンはやっぱり元気印?
例えばZ125といえばZ125proがありますね。
Z125pro
Z125proのエンジンは横型の空冷124㏄の9.7PS。
のんびり乗れて小気味よい乗り味が人気の一台ですね。
MCNによれば、ご紹介している新規の2台は15PS。
先日筆者が試乗した155㏄のYZF-R15がおよそ18馬力ということでしたから、大体同格なのかと思います。
YZF-R15も、ブン回して使い切る小排気ならではの楽しさがあって、とても楽しい一台でした。
ティーザー3の映像の中には、この2台の若干走行シーンが映っているのですが、エンジンをバンバン回して街を回遊しているシーンがまさにそんな感じ。
これは日本にもほしいと思います。
車格はどのくらい?
それにしてもシート高の数値。
Zの方が3cm高なのは信じてよいのかわかりません。
ほかに車格に関する数値も、
Ninjya125が長さx 幅x 高さ: 1,935 x 685 x 1,075 mmであるのに対し、先述のNinjya250SLの車格サイズも1,935mm×685mm×1,075mmと全く同一なことが気になります。
やっぱりSLのスケールダウン?
250SLはそのきゃしゃな車体に28PSエンジンを積んで、かなりパンチのあるバイクなのですが、同じような車体に15ps?
詳細はまだわかりませんがSLよりもちょっと落ち着いて乗れる感じになるのかもしれませんね。
やはり詳しくは、インターモトのカンファレンスでの公式発表を待つしかなさそうです。
価格、発売日は?
気になる発売日や価格ですが、これは国によっても違うのでしょうね。
発売時期はいつ?
ただ、250SLがすでに生産を終えているということは、そのラインを丸々Ninja125とZ125に充当するというのも考えられない話ではありません。
日本でも125㏄スポーツに追い風が吹き始めたところです。
なのでズバリ、早ければ冬のボーナス商戦に間に合わせるのではないかというのが、Ninja125とZ125に冠する発売時期の予測です。
価格はできたら抑えてほしい!
また価格としては125ccということで、基本的には手軽さを売りにしてほしいところですね。
例えば、Z125proが345,600円~353,160円という価格設定となっています。
また、Ninja250SLが459,000円~523,800円となっていますので、この辺を相場とすると恐らくその中間。
おおよそ42~46万円くらいの価格帯になるのではないかと予想します。
ある調査によれば、増車で違う性格のバイクを楽しむライダーも増えているとのこと。(参照元;2017年度二輪車市場動向調査;日本自動車工業会)
通勤・通学からツーリングまで、大型車とはまた違った形で付き合える一台を手軽に手に入れるというなら、この2台はぴったりかもしれませんね。
それ以外に、ビギナーがエントリーバイクとして選ぶとしても、彼らのテクニックを確実にステップアップしてくれるでしょう。
125㏄スポーツの発展に期待
かつて一文化として盛り上がった50㏄ミニバイク。
「栄枯盛衰」とはよく言ったもので、その盛況は遠いに過ぎ去りました。
「50ccは単なる足としてEVに?」という話もまことしやかに聞こえる昨今。
かつてあった「ミニバイク」の楽しさを継承してくれているのが、今の125㏄スポーツたちだと思います。
ATに人気が集まりがちな125㏄クラスですが、最近ではスポーツバイクとして本格的な構造を持つミッション者が相次いで登場。
ホンダCB125Rの登場もセンセーショナルなものでしたね。
CB125R
448,200円という強気の価格設定にもかかわらず、売れているのだとか。
さらにはスズキからも、トップモデルGSX-Rの名を冠するGSX-R125がリリースされ、その速さが巷で話題になっています。
GSX-R125
特にスズキにはGSX-R125のノンカウルモデル、GSX-S125もありますね。
Ninjya125、そしてZ125の真向向き合うライバルといっていいでしょう。
現在このクラスにミッション車のラインナップを持たないヤマハも、実はEUではYZF-R125/MT-125といった魅力的なラインアップを持っているわけで、日本への導入の期待されています。
導入時期を虎視眈々と狙っている?
ひょっとしてインターモトでやってくれるかも?
そんな期待もついつい膨らみます。
おっと、話をNinjyaとZに戻してあげなくてはいけませんね。
50㏄にある不便さがなく、自家用車の任意保険をファミリーバイク特約で使えることなど、他のクラスにはない利点がいっぱいの125㏄クラス。
国内4社がそろい踏みで、その楽しみをさらに広げてくれるのであれば、バイクの文化に新たな一ページが足されるこのとなるのかもしれません。
多くの可能性を秘めた125㏄スポーツの発展。
まずはNinja125、そしてZ125の内容に期待しましょう!!
記事参照元;英、Motor Cycle News(MCN)