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日本でもビッグスクーターブームを牽引したFORZAがフルモデルチェンジ!
かつてYamahaのマジェスティで始まった日本のビッグスクーターブーム。
専門誌なども数多く登場し、若者はYamahaのマジェスティーかHondaのFORZA(フォルツァ)、もしくはSuzukiのスカイウェイブなどにこぞって乗ったものです。
もちろんFORZA(フォルツァ)は日本だけのモデルではなく、欧州はもちろん東南アジアでも販売されているモデルです。
そんな世界中での人気モデルが今回フルモデルチェンジです。
Honda Europeからのリリース映像をまずご覧ください。
そしてこのモデルなんとモードセレクトできるトルク、トラクションコントロールシステムまで導入されているという事です。
シャーシに関しても完全新設計で12kgの軽量化に成功。
車重は182kgということになります。
欧州市場を狙い、大胆に変更されたディメンジョン。
軽量化とあわせてホイールベースも1510mmということで現行よりも35mm短くなり、解答性や取り回しの向上を実現。
若干フロントキャスターも立って26.5°となり、やはり旧モデルからの変更コンセプトしてはクイックネス向上ということが意識されていそうです。
その他にもバッテリーやフューエルタンク、ラジエターも車両の中心部に近づき、車両運動性能も向上させようとしています。
旧来、日本でたくさん売れていたフォルツァから、欧州市場をにらんだしっかりと機敏に走れるスクーターのFORZAに変わろうとしているという事が色濃く出ていますね。
全長も25mm短縮し、一方シート高は62mmも上がり、780mmとなっています。
ハンドルバーも若干短くなり、フロントのカウリングも迫力を演出しながらスリムになっています。
積極的にライディングする車両のディメンジョンになっていることが分かります。
特筆すべきは電子制御 トラクションコントロール!
今回、新しく追加された機能として、"Honda Selectable Torque Control (HSTC)"があります。
Hondaのスクーターモデルにこの機能が入ったのは初めてということです。
前輪後輪より車輪速をセンシングし、スリップ率を算出しながらエンジントルクをコントロールするという機構です。
いわゆるトラクションコントロールですね。ハンドルスイッチにて機能をON/OFFできるようになっています。
電気デバイスとしてはフロントのスクリーンが電動になったり、しっかりと新機能はてんこ盛りでモデルを作り込んできたという印象です。
まずは欧州での発表で300ccモデルですが、250ccモデルが日本に入ってくることも期待したいですね。