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今回のまとめは四国地方のツーリング名所ランキング!
四国は日本屈指の旅スポットです。
古くから「お遍路さん文化」が根付き、旅という文化が生活レベルで浸透しています。
四方を海に囲まれ、しかし険しい山々をも有する四国は、シーサイドルートはもちろん、ワインディングも豊富です。
その変化に富んだ道は、ライダーとマシンを満足させてくれることでしょう。
日本の原風景を色濃く残す街並み、所々にある寺や神社、うどんをはじめとする美味しい麺類、
四国はリアルRPGが体験できる、最高のツーリングスポットです。
1:豪快な海の道!室戸岬
別名台風銀座とも呼ばれる、台風の通り道「室戸岬」は、四国の太平洋側に突き出したふたつの岬のうちの一つです。
その昔「空海」が修行していたとさる室戸岬は、複雑な海岸地形が織りなす絶景の岬です。
その現実離れした風景は、一見の価値があると言えます。
室戸岬までの道は、豪快な景色が広がるシーサイドルートです。
広がる大きな海を眺めながら愛車と走れば、思わずアクセルに力が入ってしまうことでしょう。
室戸岬からは「室戸スカイライン」にもアクセス可能で、海上付近から一気に高度を稼ぐ、タイトなワインディングを楽しむこともできます。
海も山もたっぷり走った後は、名物のカツオのたたきで乾杯です!室戸岬周辺には、タタキが安くてうまいお店がたくさんあります。
普通にスーパーで売ってるものが、都会の高級店の味を遥かにしのぎます。
なお、室戸岬は雨天時は避けた方が無難です、特に台風の気配があるときは絶対に避けましょう。
2:光り輝く南国の岬!足摺岬
四国の太平洋側に突き出したふたつの岬の一つ、室戸岬と双璧をなす四国最南端(諸説あります)の岬が足摺岬です。
足摺岬へと続く国道321号線は、通称「足摺サニーロード」と呼ばれており、
321(サニイ)号線の語呂合わせと、陽光がまぶしい南国の海の道という意味が、ピッタリはまっています。
足摺岬は、あの坂本龍馬にも影響を与えたとされる偉人「ジョン万次郎」ゆかりの地でもあり、多くの観光客がおとずれる場所です。
ライダーとしては、西の室戸、東の足摺、四国を走るからには是非とも押さえておきたい場所です。
3:沈下橋を体験しよう!四万十国道
日本最後の清流「四万十川」四国を代表する一大アウトドアスポットです。
その四万十川沿いをのんびり走れる道が、国道441号線、通称四万十国道です。
四国の400番台の国道は、いわゆる「酷道」と呼ばれる道が多いですが、441号線は道幅は狭いものの、バイクなら比較的走りやすい道です。
ただしトラックの往来が多いので、そこだけは注意が必要です。
そんな四万十沿いの道で、ライダーに最もオススメなのは「沈下橋」です。
沈下橋とは地元の生活道路の小さな橋で、四万十川の水量によっては、川に沈んでしまう橋のことを言います。
実際にバイクで走ってみると、まるで川の上を走っているようで、かなりスリリングな体験ができます。
さらには雨が降った後、川の水量が増えてるときは、スリリングを通り越して恐怖感を覚えるレベルです。
しかし中々体験できない走りが楽しめるので、四万十川を愛車で訪れた際は、沈下橋を走ることと写真撮影をお忘れなく。
ちなみに一番有名な沈下橋は「佐田沈下橋」で、ここは比較的橋の幅が広いので、まずはここからチャレンジするといいかもしれません。
四万十川は晴れの日はもちろん、雨の日の霧がかかった風景もまた幻想的です。
4:ライダーなら黙って端っこ!竹居岬
四国の東西南北の端っこは、本州のそれと比べて、非常にマイナーな場所が多いです。
しかし逆に言えば、最果て感や達成感は、本州のそれ以上のものを得ることができます。
四国最北端の岬「竹井岬」は、高松市内から1時間ほどで到達できる、比較的アクセスが良い端っこですが、
ゴール直前には、かなり手強いボスキャラが待ち構えています。
狭い県道を走っていると、突如現れる四国最北端の看板!
慌てて横道にそれると、まるで転げ落ちそうな超急坂が待ち構えています。
もちろん路面はコンクリート舗装で、見るからに滑りやすそうです。
小排気量車はともかく、大型バイクだと躊躇してしまうほどの急坂なので、自信がないときは素直にバイクを停めて歩いていくことをお勧めします(徒歩5分です)
肝心の最北端は意外にも(?)しっかりとした看板があり、達成感は十分に得ることができます。
そして、最北端のすぐ横には、まるで岩壁にへばりついているような、海すれすれの立地のお寺「竹居観音寺」があります。
これぞまさしく、リアルRPG四国大陸!まるでゲームの世界のような出で立ちの、竹居観音寺は必見です。
5:とにかくUDON、朝昼晩UDON
四国といえば讃岐うどん!香川の讃岐うどんは、今や四国の顔といえます。
美味しい讃岐うどんを食べるために、全国各地から「うどん巡礼者」が後を絶ちません。
讃岐うどんの魅力の一つは、宝探し的な楽しみです。
誰もが知っている立派な有名店から、知る人ぞ知るマイナーな店、一見民家にしか見えない店、
カーナビを使っても到達が困難な店、、、などなど、とにかくお目当のうどん屋を探すのが楽しいのです。
日本一面積が小さい香川県は、バイクならどこでも大抵1時間以内で「うどん巡り」ができます。
朝はここ、昼はここ、夜はここ、おやつはここ!
バイクの機動力を最大限に活かせる「うどん巡り」は、実はライダーが一番楽しめる遊びではないでしょうか?
最後に、ここで著者の「オススメうどん屋TOP3」を発表します。
1:山内うどん(セルフ式)
キングオブ讃岐うどん!と言っても過言ではない、超有名店。
そのエッジの効いた麺の切れ味は、食べた瞬間極上の喉越しを提供してくれます。
超有名店とは言っても、そこは香川のうどん文化!
おそらくカーナビやスマホで調べないと、辿り着けないであろうその立地と、
果たして営業しているのか?そもそもただの民家なんじゃないのか?
一見うどん屋と全く分からない外観は、ある意味一見の価値あり。
2:上戸うどん(セルフ式)
愛媛と香川の境目付近にある、早朝6時から営業しているうどん屋さん。
その立地と営業時間の早さから、讃岐うどん巡りのファースト店舗や、モーニングうどんにオススメのお店。
極上の出汁と、コシがあるうどんの組み合わせの「かけうどん」は、朝から「大」をペロッといけちゃいます。
3:手打十段うどんバカ一代(セルフ式)
高松市内にある、アクセス良好なうどん屋さん。
種類豊富なうどんメニューが魅力ですが、中でも一番のオススメは「釜バターうどん」です。
まるでうどん版カルボナーラ?
バターと生卵、コショウとキラッキラなうどんが織りなす、ファンタジスタな逸品です。
市街地ですが、駐車場があるので、バイクで行って問題ありません。
いかがでしたか?
海あり、山あり、うどんあり!四国の旅は実に変化に富んでいます。
毎日バイクで旅していても、新たな発見があり、決して飽きることはないでしょう。
何より、その見どころの多くが狭い道の奥にある四国において、機動力のあるバイクこそが最も四国の旅に適しています。
あなたも愛車とともに、四国でリアルなRPGを楽しみましょう!主人公はあなたです。