以前より話題になっているVWグループ/AudiのDucati(ドカティ)の売却問題。
ここで面白いニュースが入ってきました。
ハーレー・ダビッドソンがドカティの買収提案を出しているとのことです。
ドカティには、最大15億ユーロ(13億ポンド)の価値が認められるようです。
言うまでもなく、2015年9月、世界中で販売されている1,100万台のディーゼル車に搭載されたECUの
排出ガステスト不正から財政的な厳しさが増してきたVWグループ。
ロイター通信によると、ハーレーがゴールドマン・サックスを雇って取引を手掛け、
7月に買収したいのだということです。
もしこの取引がうまくいけば、年内に買収が成立するのではないかと考えられます。
EICMA(ミラノショー)がある11月までにもしかすると契約成立もあるかもしれません。
一方インドのHero MotoCorpは、
現在廃止されているエリック・ブエル・レーシングの49%の株式を購入したのですが、
最初はドゥカティの入札に興味を持っているそうです。
ただ本件は価格的な高さもありペンディングされているようです。
ドカティの2016年のビジネスはうまくいってますし、5億9,300万ユーロの収益を上げています。
もはやお荷物案件なのではなく、積極的に買いにいける案件と考えて問題なさそうです。