国産車の独壇場だった直4スーパースポーツバイク。
長い国産メーカーの歴史から考えると、
BMWが直4スーパースポーツバイクにモデルラインナップを出したのは、
つい最近のことのようにすら感じます。
遅いデビューでありながら、
積極的に最新技術やデバイスを盛り込み、
直4スーパースポーツを牽引する存在にすらなってきました。
かつてのリッターバイクとは比べ物にならないほどのコンパクトで軽量な
車体に、気がつくと200馬力を超えた強心臓。
電子制御でうまく暴力的なパワーを制御し、
エキスパートライダーはとんでも無いスピードで、
ビギナーでも乗れないことがないマシンに仕上がっています。
そんなS1000RRをベースにやりきったモデルというのが、
今回紹介するHP4です。
なんと今回の目玉はカーボンフレーム!
実は以前からカーボンフレーム採用の噂はあったんです。
BMW 新型 S1000RR はカーボンフレーム採用の可能性!(記事はこちらをクリック)
見事に採用されました。
カーボンフレームの重量はわずか7.8kg。
ガソリン満タンで車両重量は驚愕の171kg。
最大出力215馬力ですからね。
パワーウエイトレシオはもちろん1を切っております。
2D製のメーターなどレーシングマシンそのもの。
しっかりとデータロガーとしての機能を持っており走行データの分析が可能。
エンジン系のコントロールはトラクションコントロール、
エンジンブレーキコントロール、ウイリーコントロール、
ローンチコントロール、ピットレーンコントロール。
スタートしてからゴールするまで、
あらゆる場面で制御の恩恵を得られそうですね。
足回りはオーリンズにブレンボのブレーキを採用。
ホイールまでカーボン製を換装しています。
気持ちがいいくらいにハイスペックですね。
一つ一つが丁寧に作られている部品達。
実際にベルリンのファクトリーで750台限定で生産され世界中で販売されます。
750台であればシリアルナンバーも振られるでしょうね。
日本に何台入ってくるのか、
売価はいくらになるのか、
買えるはずもないんですが、ドキドキするこの感じはなんでしょう。笑