KAWASAKIが感情エンジンAIを用いて、
あたかもバイクが感情を持っているようにしていく、
と発表されたのはついこの間という感覚ですが、
早速CGとはいえコンセプト映像が出てきました。
まずはご覧いただきましょう。
「今日の調子はどうだい?」ライダーの問いかけにバイクは答えていますね。
車両に記録されたメンテナンス情報や各種センサー情報が
車両もしくはバックエンドのサーバーに保存されており、
それを読みだしているのですね。
街中の走行では、ライダーが混雑する交通状況にうんざりしている会話だけかと思いきや、
「ゆっくり進むとちょうど信号が青になるよ」といった車両とインフラが情報連携している
様子も見受けられます。
ここまでシームレスにインフラと車両で情報連携するのはハードルが高そうです。
次に通過する交差点を4輪車が勢いよく横切る事も通知。
これはもうインフラと連携した自動運転技術に近い気がします。
ワインディングに移動し、路面の状態が良いので、
スポーツモード設定をライダーに促しています。
もちろんスマホとの連携も抜かりなくおこなっています。
分かりやすく素晴らしいコンセプト映像になっていますね。
しかしながら問題はこれがどこまで実現できるか。
突き抜けたアイディアではなく、非常に見易いコンセプト映像ですが、
一つ一つの機能を成り立たせるのは相当な研究開発がまだまだ必要だと考えられます。
ただKAWSAKIがAIを活用して描いている世界観は上手に表現されており、
魅力は存分に伝わる内容ですね。
このKAWASAKIのAI関連の発信に感化されて他メーカーも本気で
研究開発競争に取り組んでもらえると面白くなりそうですね。