直列4気筒のリッタースーパースポーツと言えば、
国産メーカーの独壇場だったわけですが、
その牙城に一石を投じたのがBMW S1000RRですよね。
国産車を良く研究して、
得意の電子デバイスをうまく組み合わせて、
魅力的なモデルをリリースしてきました。
CMだってなかなか魅力的♪
そんなBMW S1000RRですが、
大幅な改良が新型モデルから入るのではないかと見方があります。
それはカーボンフレームの採用です。
BMWはカーボンフレームのパテントを昨今積極的に出しているようで、
それが採用されるのはS1000RRが濃厚なのでは?と見ています。
フレームのカーボン化は当然考えられている技術潮流ではあります。
しかし実はコスト以外にも二輪ではメインフレームにカーボンを
使う難しさがあります。
ご存知の方も多いとは思いますが、
どのメーカーもMOTO GPではアルミ中実フレームを採用しています。
少し前までDUCATIがカーボンフレームに挑戦していましたが、
アルミフレームに変更しています。
4輪のようにパネル(面)を使って剛性を確保する手法は2輪のフレームでは使えませんし、
剛性そのものの考え方も2輪と4輪では異なります。
様々な考え方があるものの、
基本的には全方位高剛性が求められる4輪に対して、
2輪は直立状態で前後方向は高剛性、
横方向は剛性を上げすぎるとバンク中の接地感を失ったり、
チャタリングが発生しやすくなったりするということです。
ただ、絶対的な性能は高次元でしか認識しづらいですから、
我々一般ユーザーにとっては、
「カーボンフレームバイク」
という響きが嬉しいですよね笑
いずれにせよ、技術競争はメーカーにとっては大変でしょうけど、
ユーザーにとってはワクワクします。
次のBMW S1000RR非常に楽しみですよね。
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