特にDUCATIが火付け役となり、
最近時では各チーム積極的に使用するようになってきたウイングレット。
「空力は低速から変わる」と分かったようなコメントを出す一般ライダーや、
雑誌記者レベルでもそのような方がいますが、
是非ブラインドテストで車両チェックしてみてください。
開発エキスパートライダーでもレーシングライダーでも、
さすがに低速では空力パーツの効果は分かりにくいものです。
しかし速度が上がってくると話は別です。
空気ってなんとなく考えているよりも粘性があり、
パワーを持っています。
そのような意味でも非常に面白いであろうレーシングパーツのウイングレットですが、
2017年シーズンのMOTO GPでは禁止になります。
なぜかというとやはり安全性の問題です。
現在のレギュレーションでもウイングレットの端部を鋭利にしてはならない、
といったような事項はあります。
ただ転倒し、変形したウイングレットがライダーに刺さってしまうといった
最悪のシチュエーションも考えられないわけではありません。
安全性を考慮した今回の判断は私は賢明であると考えています。
少しずつでも良いので結果大きく変わっていかなければいけない。
それは2輪レースだけでなく、2輪社会全体にも言えることですよね。
※2017年シーズンのセパンテストではなんとYAMAHAが禁止されたウイングレットの効果を
カウリングの中にフィンを設けることで出そうとしています。
目次
MOTO GPウイングレット禁止のYAMAHAの対策(記事はこちら)
このようなYAMAHAの内蔵ウイングレットは序の口で、
2017年プレシーズン新型カウル合戦が始まっています!
こちらの記事もご覧ください。