モーターサイクルナビゲーターでもバイクのスマート化を今年は特に積極的に取り上げています。
スマホを誰もが持つようになり、人々の生活が良くも悪くもこれまでとは変わります。
あらゆるモノのスマート化は既存のビジネスを大きく変革させるわけです。
その一つがUber。
ざっくり言うとタクシー配車アプリです。
日本では白タクとして禁止されていますが、
世界には一般人がタクシー業をアプリひとつで効率よく始められるようになっています。
例えば今回注目しているタイで言えば、タクシーは4輪だけでなく、
2輪のバイクタクシーもあるわけです。
UberにはUber Motoという2輪バージョンもあり、
タイにも入り込んでいました。
当然既存のバイクタクシー(ソイタクシーと呼ばれたりする。ソイはタイ語で通りとか道などという意味です。)
と衝突するわけです。
やはりスマホのアプリで効率良くお客さんを呼べるUber Motoのほうが安く便利にタクシーとして流行っちゃうんですよね。
「俺たちの客をとりやがって!」
と既存のバイクタクシーは怒ります。
しかもバンコクではバイクタクシーライダーにはオレンジベストのライセンス代わりを与えていますし、
縄張りなどの暗黙ルールもあるようです。
比較的しっかりと意仕入れして整備していた既存のバイクタクシービジネスが外資のUberによって壊されないように、
タイ政府としても大きく動いたわけです。
Uber Motoを禁止しました。条例まで出したわけです。
(このような規制は日本でも4輪のタクシーでありました)
しかし、効率よく集客できて世界的に人気のあるUberですから、
禁止されてもUberの名でバイクタクシーしている人もいたんですね。
見せしめ的な要素もあるでしょうが、
禁止事項をおこなったということで逮捕に踏み切ったわけです。
政治問題にまで発展しかねないこのようなモノのスマート化、
世の中的に言うと、IoTというのはこのようなところに脅威があると思います。
恐ろしい反面、動向を追いかけているとワクワクしちゃってる自分がいるんですよね。
なぜなら今まで想像、妄想していたようなビジネスや仕組みがどんどん形になってしまうんですから。
皆さんはどんな2020年を想像しますか?