バイクメーカーで4輪も同時に開発しているメーカーはその資本力や開発力を生かして、
新規分野にも積極的になる傾向があると思います。
日本でいえばHondaですが、
ドイツでいえばもちろんBMWがそのひとつです。
大きいメーカーは公的な車両で使われることが多く、
新規分野と公的な車両が組み合わさると、
以前紹介した
「スペインの警察車両として採用されているBMWの電動ビッグスクーター「C Evolution」」
(記事はこちらをクリック)
なんかが登場したりします。
BMWが電動車両にそれなりに力を入れていることが分かります。
更に驚いたのは完全にモジュール化して良そうな電動パワートレーン部分です。
こんな感じで、いかにも拡張性・汎用性が高そうなモジュール!!
そして今回新しく発表されたのが、「E-BOXER」
中央にあるパイプフレームやスイングアームがはえている基の部分。
スクーターとE-BOXERで変わりませんね。
E-BOXERはモーターが2基搭載されているというこで、
ボクサー特有の左右方向の張り出しがありますが、
これに関しては少々演出的な部分もあるでしょう。
電動パワートレーンモジュールを共用化することでどんなメリットがあるのか!?
「どうせ部品共用によるコストダウンでしょ??」
もちろん正解ですが、
もっと壮大なBMWの野望を感じずにいられません。
あくまで自論ですが、
もし電動バイク市場が今以上に盛り上がった時に、
BMWはこの共通電動パワートレーンモジュールを使って一気にモデル展開を加速すると思います。
モジュールからはえるフレームや外装を変更し、
電動部分の出力などは特性変更をソフトメインで行う。
電動車両の新車開発を急展開することでイメージとシェアを奪っていく。
こんなストーリーを考えてしまうのです。
すぐに派生モデル作れそうです。
さぁ日本メーカーものんびりしていられません。
まだまだ途上の電動バイク界の世界規模の進化に期待しましょう。