来たる11月のミラノショーに向けて、
勢いの良いMV アグスタですが、
欧州ではまた別件で話題になっています。
ドイツの日刊新聞「Bild」では、
ダイムラーメルセデスのCEO Dieter Zetsche 氏(61)がMV Agustaの株式を25%取得を考えている。
と報じています。
メルセデスベンツの傘下にMV AGUSTAが入る、ということになります。
狙いとしては、
MV Agustaが伝統的なブランド力を持っている。
MV Agustaがダウンサイジングエンジン、いわゆる四輪より小さいエンジンのノウハウを持っている。
という点が挙げられています。
メルセデスもアグスタも非常にレーシーなメーカーだと私は思っていますので、
お互いのメーカーが今まで出来なかったことをやって欲しいです。
例えばアグスタは再びGPに参戦する、とか!
メルセデスの豊富な開発リソース(研究設備やテストコース、はたまた資金)を有効に使って欲しいと思います。
でも株式買われる側だからそんなにうまくいかないかなぁ。。。。
少なからず驚きはありますが、
実はこの手の話はそこまで珍しくはありません。
2012年には同じくイタリアンメーカー DUCATIがドイツのAUDIの傘下に入っています。
AUDIはVW(フォルクス ワーゲン)グループですから、
最近ではこんな面白い車も登場しています。
DUCATI PANIGALEのエンジンを積んだ VWの4輪車
「XL SPORT」
面白い取り組みだと思いませんか?
AUDIやVW、BENZといった名立たるドイツ四輪メーカーが必死こいて二輪メーカーとのコラボレーションを
模索している今日この頃。
日本にはHONDA、SUZUKIという2輪も4輪も作っているメーカーがあります!
ドイツにはBMWもあります。
はっきり言ってHONDAもSUZUKIも2,4輪を一緒にやっているメリットが商品になかなか現れていないと私は思います。
今こそ2,4輪メーカーだからこそできる研究開発を必死に模索し、商品として打ち出していくべきではないでしょうか?