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スズキの特徴的なモデルSV650がVツインからパラレルツインに変更?
実は他社でほとんどラインナップされていない特徴的なモデルSuzuki(スズキ) SV650。
世界中で販売されており、その軽快なデザインからモタードやエンデューロモデルが登場するのではないか!?という噂も多く出ました。
これがまたかっこいいんですよね。
SNS上でも「これが登場したら買う!」という力強いメッセージが多く寄せられていました。
このモデルの特徴と言えばやはりV型2気筒650ccエンジンですが、なんとスズキのパテントによると新たに開発されている650ccエンジンはVツインではなく、パラレルツインとのこと。
まずはどのように変化するのか見てみましょう。
パイプ基調のメインフレームやこのエンジンが650ccクラスであることを考えると、この特許図のモデルがSV650ベースであることが分かります。
SVというモデルネームは伝統的にVツインエンジン搭載モデルですからモデルネームも変更になるんでしょうね。
特許図をもう少し詳しく見ていってみましょう。
どうしてもエンジンに目が行ってしまいますが、フレームの設計もかなりすっきりしていることが分かります。
パイプ基調のフレームでありながらミッション後部にはボックス構造を取っており、この構造自体がなかなかユニークです。
リアの足回りも特徴的な部分があります。
ショックアブソーバーがスイングアームのボトムラインの下にあり、スイングアームに直接取り付けられるのではなく、リンクを介していることが分かります。
SV650のオーソドックスさと比較すると何段階かこだわったブラッシュアップされた仕様になっていますね。
また比較的シンプルな特許図ですが、2019年5月の出願であるため、順調にいっていれば開発はさらに進んでいるものと考えられます
ただ、SV650の強いアイデンティティであるV型エンジンを終了してしまうと考えると、少々悲しい気持ちになりますが、パラツイン化にはとんでもない理由が隠されていたんです!
新たな650ccエンジンにはターボが搭載される!
なぜ伝統のVツインエンジンを捨てるのか。
それはずばりターボチャージャーの搭載を視野に入れている、ということが言えるんです!
さっそく新開発の650ccエンジンのターボ版とNA版を画像で見てみましょう。
どちらかというと、ターボ版とターボチャージャーや吸気排気系を含まない素のエンジンといった見え方ですが、この新開発パラツイン650ccエンジンがターボ付きでなくても成り立ちそうなことは一目瞭然です。
エンジンの骨格の開発には非常に大きなコストがかかりますから、ターボでもNAでも成り立つようなエンジンを効率よく開発するのはとても良い案ですよね。
特許図にここまでのターボ化の詳細が詰まっているということは、確実にターボ650ccモデルを開発中ということです。
ついにスズキファン待望のターボバイクリカージョンの登場か!?
650cc(すなわちミドルクラス)のターボバイクと言えば、皆さんご存じスズキ リカージョンですよね。
カワサキがスーパーチャージャーモデルH2シリーズを公開する前から東京モーターショーをはじめとするショーで姿をみせていたリカージョン。
本腰を入れて開発しているという情報もあったのですが、経済状況の変化もあり開発凍結になったとの話もありました。
しかしこの1年でNAとターボモデルを両立させる効率開発で一気に現実味を増しました。
いよいよ待ちに待ったリカージョンの登場に期待ですね!
リカージョンだけではなく隼にもターボ化の噂がありますし、ターボという武器を使ってスズキがビッグバイク界に衝撃を与えてほしいものです。
そもそも隼って後付けターボキットがあったり、理屈じゃなくターボを搭載したくなるモデルなんでしょうね笑
ターボつけなくても余裕のパワーで速いです。
他社も参入してターボ化の波が大きくなると面白い!
実はターボ化開発の特許図はスズキだけではないんですよね。
Yamaha(ヤマハ)にも3気筒ターボエンジン開発のパテントが出ていますし、
BMWは電動ターボの開発情報があります。
盛り上がってくるとHonda(ホンダ)だって黙っていないでしょう。
カワサキはすでにスーパーチャージャーモデルを出しているのですぐにターボモデル開発ということはないと思います。
いずれにしても”ターボ好き”であったり”ターボという言葉を聞くだけウキウキしてしまう”バイク乗りの方にとっては、本当に各社ターボ化の波が来たら最高ですね!