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スパークルなブラックの輝き
Kawasakiは今月30日、VERSYS 1000 SEに新カラーグラフィックを加え、2019年10月15日から発売すると発表しました。
カラー名は、メタリックカーボングレー×メタリックスパークブラック。
これまで同様タンク周りを中心に、自己修復機能のある「ハイリーデュラブル塗装」が施されています。
非常に大柄な印象のVERSYS 1000 SEですから、このカラーリングでかなり重量感のある印象になるかもしれませんね。
しかし、このマシンのウリは大きさや重厚感はではなく、市街地からロングツーリング、さらにはアグレッシブなワインディングでの走りにも対応する柔軟さにあります。
それはしっかりと造り込まれた各部のしなやかな動きと、それを可能にする電子制御の綿密さによるもの。
改めてVERSYS1000SEのパッケージング内容とそのキャラクターをおさらいしてみましょう。
クルージングアドベンチャー としての豊かな装備
アドベンチャーバイクとしての走破性と、クルージングバイクとしての快適性、さらにはスポーツバイクとしてのエキサイトメントを兼ね備えたKawasaki VERSYS 1000 SE。
造り込まれた車体構成による万能なキャラクター
アップライトなライディングポジションは実に操作性が高く、見るからに厚みのあるシートはゆったりとした快適な乗り味をサポートします。
加えて、55mmの上下可動なシールドはウインドプロテクションに優れ、長時間のリラックスしたライディングを実現。
Z1000に共通する エンジンはクルージング性能とアグレッシブなスポーツライディングを両立できるフレキシブルな特性。
これをハンドル内にスロットルポジションセンサーを配置した電子制御スロットルが細密に制御し、スムースかつ自然なスロットルレスポンスを生み出しています。
加えてVERSYS 1000 SEでは、スポーツライディング・ハイウェイクルージング・フル積載でのタンデム等、様々な走行シチュエーションに対応するべくギア比を最適化。
アシスト&スリッパークラッチの採用で、シフト操作の多い市街地走行ではライダーの疲れの軽減に寄与し、エキサイティングなワインディング走行における安全性の向上も高度に実現しています。
そのコンセプトは「ANY TIME ANY ROAD」。
サスペンションはSHOWA製の43mm径のカートリッジ倒立フォークと、電子制御化されたBFRC lite(バランスフリーライト)の組み合わせで、ともにフルアジャスタブル。
単に速いだけでも、単に乗りやすいだけでもなく、ライダーの要求をオールラウンドに叶えてくれる。
それがVERSYS1000SEの真骨頂なわけですが、車体の基本構成をざっと見てだけでも、作り手の信条が伝わってきますね。
ツーリングに新たな楽しさを創造する電子制御
またサイドカウルにある3連のLEDコーナリングライトはIMU(感性計測ユニット)による制御で、車体の傾き方によって光量を自動調節する仕組み。
全体的に電子制御はライダーの感性をサポートするかたちで組み込まれているというのが、これを見ても良く分かりますね。
さらに専用アプリを使えば、リアサス設定やパワーモード、トラクションコントロールやABSの特性などの各種の電子制御設定が可能なほか、
走行ログや、燃費計算など、ツーリングに必要な情報を視覚的に得られるようにな機能も盛り込まれています。
造り込まれた車体構成に加え、こうした機能はこれまでにない形で計画的で思い出深いツーリングを楽しませてくれるのではないでしょうか。
どこまでも一緒に走っていたいバイク
抜群の快適性能を誇り、豊かな装備でロングライドに新たな価値観をもたらしてくれるVERSYS 1000 SE。
最近では、冒険家・風間深志さんが主催するサンセット・サンライズ。ツーリングラリー(SSTR)等、バイクと共にある時間をとことん楽しめるようなイベントが人気ですね。
そんな冒険にぴったりなのがこのVERSYS 1000 SE。
いろいろな街々を訪ねて、
色々な人に出会ってつながり、
バイクを軸に忘れられない様々な思い出が心に刻まれていく…。
ロングツーリングはもちろん、バイクに乗ることそのものが、ほかの何よりも人の心を豊かにしてくれますし、一度その素晴らしさに出会うと、
「さらにその次も」
と、バイクと一緒に夢を描くのが楽しくなりますよね。
数あるバイクの中でもVERSYS1000SEは、単に旅のツールとしてではなく、ライダーの夢を一緒に叶えてくれる相棒として、実に優秀なバイクではないかと私は思います。
VERSYS1000SE諸元
車名(通称名) | VERSYS 1000 SE | |
マーケットコード | KLZ1000DLF | |
型式 | 2BL-LZT00D | |
全長x全幅x全高 | 2,270mm×950mm×1,490mm(1,530mm) ※()内はハイポジション |
|
軸間距離 | 1,520mm | |
最低地上高 | 150mm | |
シート高 | 820mm | |
キャスター/トレール | 27.0°/ 106mm | |
エンジン種類/弁方式 | 水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ | |
総排気量 | 1,043cm³ | |
内径x行程/圧縮比 | 77.0mm×56.0mm/ 10.3:1 | |
最高出力 | 88kW(120PS)/9,000rpm | |
最大トルク | 102N・m(10.4kgf・m)/7,500rpm | |
始動方式 | セルフスターター | |
点火方式 | バッテリ&コイル(トランジスタ点火) | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | |
エンジンオイル容量 | 4.0L | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
トランスミッション形式 | 常噛6段リターン | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
ギヤ・レシオ | 1速 | 2.692(35/13) |
2速 | 1.950(39/20) | |
3速 | 1.529(26/17) | |
4速 | 1.304(30/23) | |
5速 | 1.136(25/22) | |
6速 | 0.958(23/24) | |
一次減速比 / 二次減速比 | 1.627 (83/51)/2.866 (43/15) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック(倒立・インナーチューブ径43mm) |
後 | スイングアーム(ホリゾンタルバックリンク) | |
ホイールトラベル | 前 | 150mm |
後 | 152mm | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C (58W) |
後 | 180/55ZR17M/C (73W) | |
ホイールサイズ | 前 | 17M/C×MT3.50 |
後 | 17M/C×MT5.50 | |
ブレーキ形式 | 前 | デュアルディスク 310mm (外径) |
後 | シングルディスク 250mm (外径) | |
ステアリングアングル (左/右) | 34°/ 34° | |
車両重量 | 257kg | |
燃料タンク容量 | 21L | |
乗車定員 | 2名 | |
燃料消費率(km/L)※1 | 25.0km/L (国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時) |
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17.6㎞/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時) | ||
最小回転半径 | 3.0m | |
カ ラ ー | メタリックカーボングレー×メタリックスパークブラック(GY1) | |
価 格 |
1,903,000円 (本体価格1,730,000円 消費税10%173,000円) |
情報提供元;株式会社カワサキモータースジャパン