「ライダーのための救急法」4月もやります!
今年(2019年)の2月以来、モーターサイクルナビゲーターでは、「ライダーのための救急法」という講座をご紹介しています。
前回お伝えして反響の大きかったこの講習。
4月のテーマは、「包帯の巻き方」です。
「包帯くらい誰だった巻けるよ」
なんて思っていませんか?
ですが、皆さん、実際のファーストエイドの現場は、傷の手当が80%。
例えば、今まさに目の前でライダーが転倒し、大きな傷を負っていて、あたりにいるのは自分だけという状況。
その時…!
- 洗って良い傷、洗ってはいけない傷の判断。
- 消毒薬は使っていいの?
- すり傷、切り傷、えぐれた傷など、それぞれに見合った包帯の巻き方って?
- 包帯で一番大事なことって何?
パッとこの4つが分かっているだけで、その転倒ライダーの命が救われる可能性がグンっと高くなります。
この講習会を主催され、講師を務められるのは、
かつて二輪レース団体で、救急隊長として長年活躍されていた桑田幸二さん。
オンオフ問わず、多種多様な2輪レースのクラッシュ現場に駆けつけて、実に多くの救急救命に携わってこられたスペシャリストです。
この記事に講習の内容をまとめましたが、この講習は各地の消防署などで開催される一般的な救急法講座とは違い、
「転倒しているライダーをいかに救うのか?」に焦点を絞った講習。
例えば、ほんの一例ですが、
「転倒者のヘルメットをどう脱るか」ということや、
「危険な場所に倒れて動かない転倒者を、安全な場所へどう移動させるか?」などなど、
喫緊の事態に遭遇し、救急車が到着するまでに行っておくべき必要なファーストエイドを、具体的に学べるのがこの講習の魅力です。
開催日時や場所について、以下の通り。
関東では気軽に訪れることのできるツーリングスポットとして人気の高い宮ケ瀬で、毎月一度行われているこの講習会。
これまでは座学中心でしたが、今回は先着6名様限定で桑田さんから実践講習を受けることができます。
もちろん実践を受けられなくても見学は自由。
見学して知識として持ち帰るだけでも、万が一の時に思い出せば、ある程度の対応ができるようになるのではないかと思います。
令和への改元大型連休を控え、これからがバイクシーズン本番。
この機会に是非、本物のファーストエイドの知恵を学んでみてはいかがでしょうか?
画像協力;桑田幸二さん