目次
まだまだ行きますI LOVE BIKE!
こんにちは!北海道の大学生ライダー、板倉貴徳です。
モーターサイクルショーナビゲーターの中では、僕が高校生だった頃からのバイクに対するあこがれや、免許を取るまでのあれこれ。
そしてやっとの思いで免許を取って愛車をゲットし、猛烈な勢いであちこちを走った旅の記録などなど。
僕がこれまでバイクと過ごしてきた思い出をお伝えしています。
前回は、今は無き愛車レイ(HONDA・XR230)とともに迎えた初めての夏休み。
北海道から実家のある長野県・上田市に帰省して、Facebookで繋がっていた地元ライダー、テラさんのお誘いで行ったツーリングのお話をお伝えしました。
早いもので、「大学生ライダー板倉のI LOVE BIKE」も今回で5作目。
今回もパワー全開で日帰りの旅をお伝えしていきます。
食を求めて130里 犬山・美濃路ツーリング
今回はまず、上田の実家から、愛知の犬山・美濃への日帰りツーリングを強行した時のお話から。
もともとこの方面へはTwitterで呼びかのあったツーリングルートに参加するつもりだったんです。
しかし、もう一つ別のルートの呼びかけに参加することとなり、日程が合わないものと犬山・美濃行きはあきらめていたんですが…。
もう走らずにはいられない
『いったん頭に浮かんだのなら行ってしまえぇ~!』
というマインドボイスと対話した結果…。
当初予定したもう一つのツーリングの前日に、犬山・美濃行きを敢行してしまいました。(笑)
計画段階でその距離は500㎞超。
朝は8時前に出発、最初の目的地までおよそ220㎞え裕に3時間はかかり、しかもそこまで2つの峠越えという、なかなか濃密なルートです。
木曽路を巡り、軽食休憩を取りながら最初の目的地、犬山城に到着したのは13時過ぎ。
やはり「お昼は地元の名物で」ということで、愛知県と言えばきしめんですね。
しかも季節は真夏、冷やしきしめんで涼をとります。
猛暑日だったので食べすぎると後々が大変。
そう思い量は控えましたが、つゆが濃くて冷たいきしめんはこの日の熱さを癒すのにぴったりでした。
うっかりするとこの味が目的になってしまいそうでしたが、今回の目的はこの犬山城ではなく、お城に隣接する有楽苑・如庵(じょあん)でお茶をいただくのがメイン。
個人的に行ってみたいと思った理由は、あるアニメのモチーフになっていた場所だからです。
いわゆる「聖地巡礼」というものですね。
さて、お隣の有楽苑・如庵は、国宝に指定されている茶室。
それだけにやはり風情があり、とても落ち着ける場所でした。
学生の寂しい懐ながら、静かな景色に財布のひもは緩み、
庭園で静かに頂くお茶と和菓子。(この日は葛饅頭が出ました)
何時間もかけてここまでやっとたどり着いたわけですが、この風情のなかで、疲れがすっと収まったような気がします。
やはり日本人にとってこのゆったりとした時間は「いとをかし」ですね。
日帰り弾丸ツーリングにもかかわらず、ここにはついつい小1時間はまったりと過ごしていました。
長居も過ぎて折り返し
気付けばすでに15時。
ここから上田の実家に帰りつくのは夜の22時頃になりそうです。(汗)
癒しの風情に名残惜し差を感じながら、有楽苑を後にした僕は国道で高山方面へ北上。
途中にある2つの道の駅で休憩。
- 「ラステンほらど」
映像参照元;関市観光協会/ラステンぽらど
- 「古今伝授の里やまと」
映像参照元;「古今伝授の里やまと」公式ホームページ
それぞれの場所で、コーヒーや地元特産品などの飲み食いはしっかり楽しんで、先のルートを急ぎます。
僕は当初、岐阜県郡上市の「ひるがの高原」を目的地としたのですが、ここにたどり着いたころには空は夕焼けに染まり、
やはり『帰宅を急がねば』ということで、無念の通過となりました。
そこから高山までは東海北陸自動車道の無料区間を使って、少し時間を短縮したのですが、とうとう日没を迎えてしまいました。
いまだ岐阜県内、長野県を遥か遠く感じながら北アルプスへ。
山中は有料トンネルが多いため、私は環境とお財布に優しい運転を心がけながら迂回してクネクネと峠越え。(単純にお金の節約です。)
霧に包まれた闇の夜道を、対向車と獣に気を付けながらゆっくり進んでいきます。
さすがは北アルプス、勾配区間はかなりきつく、越えるのに1時間以上かかりましたが、下ったらそこはもう長野県。
しかしながら、地元の上田までにはもう一山越えて行いえないのが山国らしいところです。
闇の峠に自由の厳しさを教えられながら、山中を行くこと約2時間。
ようやく帰宅すると、既に22:00を過ぎていました。
日帰りでこんなに遅くなったのも初めてですが、翌朝早くに別のツーリングが控えているという状況も初めてです。(笑)
翌朝さらにTwitterツーリングに参加して長野を周遊
闇の山中から帰還した翌日は、当初の予定通りTwitterで呼びかけられていたツーリングに参加。
これは地元の長野県内を巡るものだったので、前日よりは気持ちも軽く出かけることができました。
初めて出逢うなじみの仲間
僕以外の参加メンバーは埼玉の芦ヶ久保に集合。
そこから長野入りするということだったので、僕は途中から合流することになりました。
僕がメンバーとの皆さんと合流したのはバイクの名所美ヶ原高原に10時。
同じ長野県内と言っても、ココは実家から1時間以上かかる場所。
なので、午前9時前には家を出て、皆さんを迎えるために美ヶ原高原を目指します。
幸い、当日は道もすいていて10時前には到着。
早い時間にもかかわらず、既にかなり多くのバイクが現地に止まっています。
僕の愛車レイ(HONDA・XR230)は札幌ナンバー。
このナンバーのおかげで、特別な車両でもないのに、かなり多くの人から注目を浴びてしまいました。(笑)
参加するメンバーは、一般道の渋滞等により10時半頃になって美ヶ原高原に到着。
初めましての挨拶を交わしますが、Twitter上ではよく知る方々。
オフラインでは初めてで、早く会ってみたいという思いから僕は、朝食をとるのを忘れて来てしまいました。
実は参加者の皆さんも朝が早買ったそうで、食べることを忘れて走ることに夢中になてっいたのだとか。
空腹な一行は、ここで軽く食事をすることになりました。
今回参加したメンバーは
- Ninja1000の「にんにん」さん
- FZ1 FAZERの「大島ァ」さん
- CBR250RRの「まっつぁん」さん
- Ninja ZX-6Rさん
の4人で、そこに一番年下の僕が加わります。
実はCBR250RRの「まっつぁん」さんは長野県民。
わざわざ長野から埼玉まで行って他の参加者と合流し、そこから再び長野に戻てきたという力の入った方でした。
走らずにはいられない人が僕だけではないというのは、なんだか励まされます。
Twitter仲間、いざ松本へ
軽食を終えたのち、一行は不慣れな私にペースを合わせながら、ゆっくりと峠を下り松本城へと向います。
松本城に到着したのは、お昼にはまだ少し早い時間。
山の上と下とでは10℃程の気温差があり、着いた頃にはメッシュジャケットですら脱ぎ捨てたくなるほど、みんな汗だくです。
せっかく信州に来てくださったことですし、
「やっぱり信州は蕎麦だよね~」ということに。
私も北海道から帰省後初めての信州そばで、久々に長野名物を有り難くいただくことになりました。
お邪魔したのは松本城公園内にある、おそば屋さんの「そば庄」。
映像参照元;ぐるなび/そば庄
お店に入るとそこには、そばのいいかおりが漂っています。
私が頼んだのは山菜そば。
ぜんまいとなめこの組み合わせはやはり定番です。
名物でおなかが満たされた後は、松本城の外観を眺めながら各々写真を撮ったりの観光三昧。
天候も良く、風もなかったので、堀に鏡のように天守閣が写り、それぞれ自分の好きな写真が撮れたようです。
ちなみにこの後ろ姿の二人、左が「にんにん」さんで、右が「大島ァ」さんです。
ツーリングと言えば地元名物のソフトを食すのがお約束。
長野はリンゴも有名ですから、ここで食べられるシナノゴールドソフトは絶品です。
猛暑の中、野外で食べるソフトはすぐ溶けてきて大変でしたが、ブランドもののリンゴらしい甘さが引き立った味わいに皆さんご満悦。
ゴールドイエローの色合いが、視覚的なおいしさをさらに演出してくれました。
この後は松本城の通りを挟んで北側に位置する「旧開智学校」へ。
これは明治初期の文明開化の頃に建てられた日本最古の小学校。
お城とは打って変わって、かなり洋風な建物ですよね。
この旧開智学校は、当時県内では唯一英学(洋学)を学べる学校で、近代教育の発祥の場でもあります。
今回、中には入りませんでしたが、中には当時の教科書などが展示されているということで、教員を志す身としては大変に興味深い場所。
現在では、このように博物館として残され、松本観光では外すことのできないスポットです。
再び山へ、そしてまさかの雷雨
このあと一行は、再び山を目指して途中の霧ケ峰高原で道の駅に立ち寄ります。
松本でギラギラと照り付けられた熱さとは一変。
登っている途中で路面が濡れはじめ、寒さを感じるようになってしまいました。
さらに標高差も手伝って、一行の中で唯一キャブ車の空冷単気筒、愛車レイ(HONDA・XR230)のエンジンがグズり始めます。
天候を心配しながらも全員なんとか到着。
しかし、到着するや否や、その数分後には激しい雷とともに土砂降りになってしまいました。
しばらく雨宿りをするしかない僕たち一行。
早く帰ろうと雨の中バイクを走らせるライダーもいましたが、ほとんどのライダーも雨が止むのを待って同じ場所に集結していました。
道の駅に残った雨宿り組のライダーたちは、口々に帰路を心配し、ルートの変更について忙しく話している人もいます。
流石にヘビーウエットと化した下りの路面は、安心感も消え失せて、振ってはやむを繰り返す仲の晴れ間にも信用ができません。
しかし、遠方メンバーのことを考えれば、これ以上の長居はさらに危険と判断しここで解散。
多少濡れることもやむを得ないと、雨の間隙をついて出発しました。
遠方組の「にんにん」さん、「大島ァ」さん、「ZX-6R」さんの出発を見送り、地元組の僕と「まっつぁん」さんは途中まで二台でツーリング。
流石にこの状況なので、登り以上に慎重に下り、平地の交差点でそれぞれ別の道へと帰っていきました。
ちょっと残念な終わり方をしたTwitterオフラインツーリング。
次にお会いできるのはいつか分かりませんが、今もTwitterではお互いの投稿を見て繋がっています。
僕は今は北海道にいますが、またどこかで一緒に走ったりできたらいいなと思いますね。
特に「まっつぁん」さんは地元ですし、帰省した時に連絡をとってみたいです。
僕は北海道に来てまだ2年目のお話でしたが、今回はバイクに乗って初めての帰省。
このツーリングでは、バイクというではこれまでにないの視点から地元長野を見ることができたので、発見の多い旅になりました。
今後もバイクと一緒に、新たな発見ができるのか、とても楽しみです。
まとめ
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
次回は私がバイク好きになったきっかけや、知識を増やす教材になったマンガ「ばくおん!!」のロケ地ツーリングをメインにお話ししていきます。
どんなきっかけで現在の様な「バイク沼」にはまるに至ったか?
次回のI LOVE BIKEをお楽しみに!