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ついにリッター150円突破!
最近、ガソリンが高いと思いませんか?
筆者の最寄りGSでも、先日とうとう会員価格のレギュラーがリッター160円を超え。
2週間前から一気に10円も高くなってしまいました。
ガソリン価格を上げる要因は幾多に及び、そのどれもが終息する気配のない状況。
悩ましさは増す一方です。
特にバイクの場合はハイオクしか受け付けない車種も多いですから、ハイオクが170円/L超えという状況は、間違いなくかなりの痛手ですよね。
しかし、だからといってバイクを降りないのが我々バイク乗り。
今回はこの苦境にせめてもの竹やりを振りかざすべく、賢いアプリで省燃費を楽しんでしまおうというお話です。
燃料価格をアプリでセーブ
給油を終えて走り出すと、すぐ先に4円か5円単価が安いガソリンスタンドが…。
ありますよねぇ。
これって筆者もよくあんですが、毎度ガッカリしてしまいます。
地図上で一番安のスタンドを見つけるアプリ
でも、今はそんながっかりを未然に防ぐアプリがあるんですよ。
単価・銘柄が一目
GOGO Labs,Inc.から配信されている「gogo.gs」というアプリ。
見てください、現在地周辺のガソリンスタンドと単価が一緒に表示されるんです。
以前こちらの記事では、ナビタイムの「ツーリングサポーター」をご紹介しました。
こちらも非常に秀逸なナビアプリで、同様のGS単価表示機能を持っています。
ツーリングサポーターのガス単価表示↑
しかし、燃料単価表示を比較した場合、一目なのはgogo.gsの方です。
どうでしょう、同日の同じ地域を表示していますが、これは見やすいですよね。
縮尺を変えると、ツーリングナビゲーターの方はガソリン単価表示が消えてしまうのですが、gogo.gsではかなり広範囲にスタンド単価を表示させることが可能。
上の画面でもそうですが、144円とするところもあれば154円とするところも…。
やっぱり単価10円差は大きいですよね。
他にも、ガソリン単価表示に特化したgogo.gsには、専用アプリならでは機能が満載。
表示範囲の中で安い単価を表示しているところが赤で表示されるというもの便利ですね。
単価表示がないガソリンスタンドもあるのですが、とりあえず今すぐガソリンを入れたいときにこれは助かります。
また、設定画面はレギュラー・ハイオクだけでなく、軽油も選択できますからお仕事にも使えそうですよ。
さらに表示するスタンドのブランドを選ぶことができるので、その会社のカード会員になっている人や、同じガソリンを入れ続けたいというこだわり派には便利かもしれませんね。
特にうれしい機能は、「近い順」・「安い順」で選べる順位表示。
表示エリアの中で、どこが一番安いのか?あるいはどこが一番近いのか?という形で表示できるのもgogo.gsの魅力です。
安全なところでゆっくり操作を
一つ残念なのはgogo.gsそのものにナビ機能がないこと。
でも、気になったスタンドの名前をタッチすると、
こうして概要が出てくるので、右上の「共有」を押してナビアプリにコピペすれば大丈夫です。
冷静に考えれば、走行中に画面を見ながら吟味している余裕はないですよね。
やはりスマホは安全なところに止まっての操作が基本。
なので、道の駅やコンビニなどで休憩中に、安いスタンド探しをすれば便利に使えると思います。
「単価投稿型」多くの人の利用が肝
この中で表示される価格は、サイトに会員登録している人がそのスタンドの価格を投稿する形になっています。
そして、単価の投稿をまめにした人は、ランキングによって表示もされるので、投稿もやりがいは大ですね。
*プライバシー保護のため、映像は一部加工しています。
しかも、価格投稿をした人はアプリ内でポイントをゲットすることもできます。
このポイントはgogo.gs内で不定期に行われるキャンペーンのスタンプポイントとして活用できるので、これを新たな楽しみにするもの面白いかもしれません。
お伝えしているように、gogo.gsは、会員からの投稿をもとに単価が表示されるので、表示が実際の価格とは異なる可能性もあります。
でも、こうしてその価格投稿がいつ頃のものだったかも確認できるので、その辺も目安にするといいでしょう。
価格投稿の数が上がれば上がるほど表示の精度も上がると思いますから、これは多くの人に試してほしいですね。
iPhone・iPad等i-OSユーザーの方はこちら。
そして、アンドロイドの方はこちらからインストールできます。
もちろん、会員登録なしでも価格の閲覧に活用できるので、これはおすすめですよ。
燃費を楽しむアプリを使おう
一昔前までは、バイクで燃費を気にする人ってそうはいなかった気がします。
でも最近は、いかに効率よく走ったか燃費を指標に見返して、走破した自分へのご褒美として楽しんでいるライダーが増えているようです。
友人のSNSも「今日は○○㎞走ってリッター何○㎞だった、もうちょっと頑張れるかな?」といったコメントがチラホラ見られるようになりました。
燃費をある種のスコアーとして愉しむ。
これは見ていてなかなか楽しそうです。
燃費に燃えつつ便利機能も楽しむ
「わかっちゃいるけど、オドメーターとガソリンスタンドのレシートをにらめっこしながら後で自分で計算するのなんて面倒じゃん?」
いえいえ、そんなのアプリに任せちゃえばいいんですよ。
筆者の友人たちの多くが使っているアプリがこちら。
ヤマハ発動機の「RevNoteつながるバイク」というアプリ。
この「RenNotetunつながるバイク」は、ヤマハの車種以外にも複数のバイクを登録でき、車種ごとの燃費管理も可能です。
画面を開いてみるとこのように、
「給油記録」や「燃費記録」といったアイコンがあって、
給油した日時と・オドメーター距離数、そして油種と金額を入力すれば、満タン法で計算された燃費が「燃費記録」のページに反映させる仕組みです。
「燃費記録」のアイコンを開くと下記のように、
写真引用元;ヤマハ発動機/RevNoteつながるバイク
履歴として各給油間の距離と燃費が表示され、
これまでの平均値・最高値・最低値が表示することや、月ごとのグラフを表示させることもできます。
確かに入力を習慣づけていけば、毎回この数値を見るのが楽しみにになりますね。
筆者の友人たちも、これを見ながらいかに効率よく走るかに燃えている様です。
また、「RenNotetunつながるバイク」には燃費管理以外にも便利な機能が満載されています。
例えば、愛車のメンテナンス記録もうれしい機能の一つ。
特にオイルをはじめ、消耗品の次の交換時期を知らせてくれるので、強いて言えばこれも燃費に一役買う機能かもしれません。
「RevNoteつながるバイク」ではその他にも、サイトスタッフが一推しするスポットや、ブックマークしたお気に入りの場所、さらに全国の駐輪場ををナビする機能までついています。
- 「一度来たけどもう一度行きたい、でもあれどこだっけ?」
- 「来たはいいけど、バイクどこに止めようか?」
アルアルですよね。
「RevNoteつながるバイク」は、ツーリングサポーターやGoogle・Yahoo!などのナビアプリにも連動しているので、おいしかったあの食べ物、きれいだったあの景色。
思い立ったらタッチ一つで何度でもたどり着くことができます。
燃費管理機能も秀逸ながら、ツーリングアプリとしてこれはかなり優れもの。
簡単な会員登録はありますが、この機能がなんと全て無料というのはいいですね。
iPhone・iPad等i-OSユーザーの方はこちら。
アンドロイドの方はこちらからインストールできます。
さらにアプリ本体に関連して、ツイッター上に「つながるバイク@RevNote&RevQuest」というコンテンツもあります。
これをフォローすることで、同じ方面をツーリングしているライダーと情報交換したり、様々な繋がり方ができるので、このアプリと一緒に使っていくと楽しいかもしれませんね。
ちなみに先日お伝えしたセローの長期試乗記事の中でも、この「RevNote」を使っていますので、よろしければそちらもご覧ください。
他メーカーにはないの?
先述の通り「RevNoteつながるバイク」はヤマハ車以外のバイクでも利用できるアプリです。
それでも、「自分のバイクメーカーのアプリを使いたい」という方はいらっしゃるでしょうね。
調べたところ、Kawasaki・SUZUKIの2社にもアプリはあるのですが、いづれも燃費管理機能はついていませんでした。
ヤマハ以外でご紹介するとすれば、ホンダの「Honda moto Link(ホンダモトリンク)」というアプリが燃費管理に使えるのでいいですね。
基本的に、燃費管理や整備管理の機能は「RevNoteつながるバイク」と同じで、やはりホンダ車以外のバイクでも使えるようになっています。
ただ、「Honda Moto Link」では、燃費やメンテナンス時期について、
このように視覚的にわかりやすいのが特長です。
また、このアプリにはヤマハの「RevNoteつながるバイク」にない面白い機能がいくつかあります。
例えば、ナビリンクという機能。
こちらを開くと、
ナビ機能のほか、「降雨降雪マップ」というアイコンがあって、天候を見るだけでなく、雨雲に近づくと「カッパアラーム」が知らせてくれたりする機能がユニークです。
また、、インスタ的な写真投稿アイコン「Rider'sVoice」や、ホンダのオンラインショップにつながるのも楽しいですね。
さらに、「RevNoteつながるバイク」ではツイッターと別体になっていた通信機能ですが、
Honda moto Linkではアプリ内にアイコンがあるので、情報のやり取りがしやすそうです。
難点としては、
- ナビゲーション機能が年額3,000円であること(インストール時1カ月無料クーポン付き、ただしVICSは別途700円)であること。
- 会員登録に際し個人情報のほか、バイクの車体番号や登録番号など入力の手間が多いこと
などがありますが、これらをクリアすれば、燃費管理以外にも使い勝手の良いアプリなのではないかと思います。
ヤマハ・ホンダいずれのアプリでも、「燃費を楽しむ」ツールとして活かせますので、ライダーの条件や好みに合わせて選んでいただくのが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしたでしょうか?
今回はバイクで燃費管理に使えるいくつかのアプリを見比べながらお伝えしてきたわけですが、やはり安く手軽に使えるのが一番ですね。
車用にも燃費アプリがあるのですが、中にはガソリンスタンドのレシートをカメラモードで撮影するだけで入力できるという便利そうなものもありました。
ただ、これにはバイク用でない不都合もあったので今回はご紹介しませんが、欲を言えばこういう機能もバイクアプリに盛り込んでほしいですね。
また今後はKawasakiさんSUZUKIさんにも燃費管理を盛り込んだアプリを期待したいところです。
「いかに燃費よく走れたかを楽しむ」
既に実践中のライダーからこの楽しみ方を知ったのは、恥ずかしながら筆者にとって新鮮なことでした。
それだけに、
『”燃費上手”への挑戦は新しいバイクの楽しみ方として、広めていきたい』
なぜならそれは、
多くの方がこの楽しみ方を知って取り入れればエコにつながり、結果として効率的な走りを心がけるようにもなって、それがやがて安全運転にも役立つはずだと思うから。
ですので、これはぜひ多くのライダーにお試しいただきたい楽しみ方法だと思います。
今回はこういったアプリの活用を燃費につなげて行く方法についてご紹介させていただきました。
もし、皆さんの中で「オレ、もっとすごい方法知ってるぜ!」という方がおられましたら、ぜひぜひコメントくださいませ。
みんなでバイクを愉しみながら、ガソリン高を乗り切っていきましょう!!
写真引用元;ヤマハ発動機/RevNoteつながるバイク