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宝刀の柄に手がかかった
「KATANAほどのレジェンドバイクが、現代に新たなフォルムで登場する?」
この噂をについて筆者が書くのは何回目?
いや、何年目になるでしょうか。
幾度となく騒がれては消えた次期KATANA登場の噂を半分聞きするようになって久しいところ。
しかし、今度こそSUZUKIは「マジ」で宝刀の柄に手をかけ、今や抜かんとしています。
すでにお伝えしているように、「マジ」の根拠はスズキが刀の登場を匂わせるティーザー映像を公開し始めたことにほかなりません。
この第1弾の映像では、「ひょっとしてKATANAが出るの?」という程度でしたが…。
第2弾の映像では、日本刀の刃紋のなかにちらりと機影を映し出し、「なるほどこれは!」とKATANAの登場を確信させたわけです。
そしてついに、ティーザー映像第3弾が公開されました。
さあどうでしょうか。
いよいよ、タンクの姿が明らかになりましたね。
「じっくり見せろ」という方のために、ここに映し出されたタンクのデザインをご覧いただきましょう。
この直線的な影のライン、素晴らしいですねぇ。
これでKATANAじゃなかったら、逆にびっくりです。(笑)
あのタンクの主は…
恐らく多くの方々が、このタンクのフォルムを見ながらワクワクしておられることでしょう。
しかし、筆者はあることに気づいてしまいました。
まずは皆さん、ここでちょっと面白いものをお目にかけましょう。
こちらは昨年ミラノで公開された「KATANA3.0」の映像です。
そこに、先ほどのタンクの映像をこのKATANA3.0のタンクと同じサイズにして用意します。
ちょっと背景にぼかしを入れていますが、タンクの映像にはサイズ以外特別な加工はしていません。
それではいきますよ!
ワン、
ツー、
スリー!
これはマイクロソフトのWord上で、単純にふたつの画像をモンタージュしたもの。
タネも仕掛けもありません。
何気なくイタズラのつもりでやってみてびっくりしました。
なんと3.0の画像の上に今回のタンクの映像が、ぴったりとハマってしまったではないですか!
昨年のEICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー)で公開された、「KATANA3.0」。
これはSUZUKI本社によるものではなく、現地バイク誌「モトチクリスモ」の企画として制作されたデモ車だと言われてきました。
こちらの記事の中でもお伝えしていますが、やはりスズキが隠密で関わっていたのかも知れませんね。
決め付けるのはまだ早い!
昨年公開のKATANA3.0がそのまま新型としてデビューする?
タンクの一件だけをもって、そう言い切ってしまうのは時期尚早なのかもしれません。
実は、10月2日にドイル・ケルンで行われるINTERMOTOのプレス発表会までに、映像はもう一本公開される予定なのです。
これまで予告されてきたように、KATANAは確実に出るでしょう。
タンクも3.0によく似ていることはわかりました。
でもエンジンは?
肝心なライト周りやテール周りのデザインは?
まだまだ想像を楽しむ余地は多く残されています。
前回お伝えしたこの記事の中では、GSX-Sベースではなく、GSX-RベースのKATANAを期待している筆者。
今回の映像では、それを期待させる文字も映されていました。
これまでは「斬」という文字だけだったと思うのですが、今回新たに、「Feel the Edge」というコピーが加わっていますね。
KATANAという称号を名ばかりのものにしないため「エッジ」や「キレ」をキーワードにした味付けを施してくる?
少なくとの筆者は、このコピーをそんな風に受け止めるわけですが、皆さんはどんな想像をされるでしょうか?
まとめ
世界のライダー達から、その見参が心待ちにされる次期KATANA。
様々な憶測があるだけに、早く実車を拝みたいですよね。
しかしその一方で、もう少しだけ想像の世界に置いておきたいような気持ちもあったりします。
1980年に「ケルンの衝撃」といわれた初代KATANAのデビューから実に38年。
相当な切れ味を持って登場するであろう新世代のKATANAが、2018年のケルンでは人々にどう感歎されるのか?
その姿だけではなく、KATANAが人に与える影響も楽しみにしながら、第4弾の映像を待ちたいと思います。
映像参照元;YOUNG MACHINE