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BMW R1200GSの超おもしろエイプリルフールネタ。

大手メーカーが遊びの効いた本気エイプリルフールネタを発信

BMWがエイプリルフールになかなか面白いというか、
現実味がありそうなネタを提供してくれました。

それはBMW R1200GS xDriveというモデルの公開です。

ソースはこちら。

今年のエイプリルフールのバイクネタでもっとも騙された人が多かったのではないでしょうか。

まず大手メーカーが4月1日のリリースで際どい発表をするはずがありません。
冷静になりましょう。

と言いたいところですが、
さすがにBMWがまじめっぽくリリースを出していると迷いますよね。

BMWのGSシリーズは30年間に渡り地球を探検したいと願うライダーの最高のパートナーでした。ヒマラヤ山脈、サハラ砂漠、北極などのロングライドを、
パフォーマンスと耐久性と走破性で冒険心を与えてきました。

なんて比較的まじめな入りがプレスリリースにありますからね笑

ノーマル時125馬力、ハイブリッドドライブ時にはなんと170馬力!

ここで気が付かないとまずいですね。

電動系の車両の設計や開発に携わった、
もしくは真剣に検討したことのある方であればあのフロントのハブのこじんまりとしたサイズで
45馬力も出せるわけがないというのは分かるはずです。

さらには、

左ハンドルにある2WDスイッチで切り替え可能です。

一生懸命開発したのに随分あっさりですね。。。

ここら辺で今一度車体を良く見ると、
あまりにもガソリン車と比べて変化が無いことに気が付くわけです。

45馬力も出すモーターに接続する電線は?

バッテリーは?

コントロールユニットは?

電動車両は万能ではないので、
簡単にユニット類がコンパクトになるわけではありません。

しかし、BMWのリリースも言葉巧みです。

フロントモーターが回生するためなんとダブルディスクをシングルディスクブレーキにできました。2.9kgの減量です。

素晴らしい機構のように思えてきます。

しかし

車両トータルでわずか880g増

絶対にありえません。

先ほどのようにバッテリーと追加のユニットがどこかいってしまっています。

北極点まで行って帰ってきた。 1.25mの積雪を走破した。

なんだか最後のほうはよく分かりませんが、
ここまで来るまでに信じてしまった方はもう引き込まれるだけでしょう。

スペックはでたらめ。実際に検討はしていそう。

ただ今回のでたらめなスペック値を無視すれば、
現実味が全く無いわけではありません。

火の無い所に煙は立たず。

それがこちら。

これぞBMWの新しい ハイブリッド バイク !!

このマシンのパニアケースの中には電動化によるユニットやバッテリーが少なからず入っているはずです。

フロントのモーターはもちろん45馬力もなく、
この車体を20km/hまでしかひっぱれません。

それでもフロントを駆動する走破性の高さはありそうですね。

夢は広がります。

今回BMWのエイプリルフールリリースで非常に面白かったのは、
恐らくエンジニアが技術的な観点も考慮した理想的な嘘であった、ということです。

他社のエイプリルフールリリースはあまりにもぶっ飛びすぎていて、
笑いは起こるけど浅いものです。

そのような観点ではBMWって嘘のつきかた上手です笑

このような手法をとればブランディングやマーケティングなど、
商品魅力の訴求もうまくいくのかもしれませんね。

とても勉強になりますな。

昔は嘘みたいだった話が現実になるという事に繋がれば素晴らしいと思います。

2018年最新エイプリルフールネタはなんと3Dプリンター!

やはりなんらかの新しい技術要素を使ってエイプリルフールネタを作りこんでくるBMW。

2018年にはなんと車載3Dプリンターによるスペアパーツの迅速作成を謳っています。

昨年のようなデタラメスペック値は出さず、販売パートナーを設けている事や環境テストをしている事など、抽象的に本当っぽい文章の仕上げになっています。

また驚くべくはBMW社内での3Dプリンターの使い方を恐らく真実ベースで書いているというところです。

開発の初期段階や試作品・テスト品の作成に3Dプリンターを作成している、というのは嘘の中に埋もれていますが、本当の情報でしょう。

2017年よりもより真実感が増しているBMWのエイプリルフールネタ。

早くも来年のネタが楽しみでなりません。

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