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ライバルYamahaに比べてHondaが遅れ気味!?
Yamaha(ヤマハ)はYZF-R6も2016年に新型にフルモデルチェンジを果たし、
1000ccのフラッグシップYamaha(ヤマハ) YZF-R1と
600ccのミドルスポーツのモデルの世代交代が一度完了したように見えます。
更にはYZF-R1に関してはハイパフォーマンスモデルのR1Mもラインナップし、
JSB、WSB、鈴鹿8耐などのレースシーンでの活躍も目立っています。
その一方でHonda(ホンダ)は新型CBR1000RRのモデルチェンジをしたものの、
フレームやエンジンの骨格は前モデルと変わらないことが判明し、
いまいち話題性にかける結果となっています。
恐らくHondaが気合を入れて開発したモデルですから、
良い仕上がり、バランスとなっていることは間違いないとは思います。
新型CBR600RRはどのように変化する?
ここでひとつ忘れてはいけないのが、
新型CBR600RRの存在です。
フルモデルチェンジの気配があまりない中、
今回はとても興味深いニュースが届きました。
それがこちらです!(ソース)
パテントが出ています。
CBR600RRをベースとして機能説明図面を描いています。
この事から新型CBR600RRの内容かもしれないし、
はたまた機能説明の図面の為だけにたまたま量産モデルのCBR600RRを持ってきたのかもしれません。
一見すると特徴的な変化点のなさそうなCBR600RR。
このFig2のパテント図はRVF1000のパテントではないか!?
と言われたものと同一ですね。
より詳細なエアインテークの図面があるのが特徴的です。
CBR1000RR,CBR600RR,RVF1000にかかわらず全てのスーパースポーツ構想の
共通したエアインテーク構造なのかもしれません。
ターボやスーパーチャージャーは装着されるのか?
Honda(ホンダ)新型CBR600RRはいよいよターボやスーパーチャージャーが来るのではないか、
とか様々な憶測が飛び交っていたので、
実際のところはまだ分かりません。
ただこのようなリアルなパテント図が流出したことは
非常に興味深いですね。
じっくりとパテント図を見てみると、
過給器系の描写はなく、あくまで吸気側のみの効率UPのパテントのような気がします。
ラムエア加圧のような効果を得るためのカウルと一体になった空力パーツといったイメージです。
ST600など、600ccエンジンで戦うレースのベース車両としての役割もある
CBR600RRですから、やはり純正でターボやスーパーチャージャーの装着と言うのは
難しいのかもしれません。
新型CBR600RRの開発に期待!
量産モデルだとアドベンチャーモデルに人気が集まっている最近時ですが、
やはりスーパースポーツバイクが廃れてしまってはメーカーとしての威信問題です。
引き続き技術的にも、乗ってみても面白いスーパースポーツクラスが
盛り上がってくれることをバイク好きの皆さんで祈りましょう。
そもそもCBR600RRのエンジンはMOTO2クラスの共通エンジンとして採用されていました。
世界的なレースシーンにおいても非常に重要なエンジンであったわけです。
最新情報では、MOTO2クラスのエンジンはHonda(ホンダ) CBR600RRの直4エンジンから、
Triumph(トライアンフ)の直列3気筒エンジンに変更することも決まっています。
これに関しては、CBR600RRの新型開発に対して少し逆風なのかもしれません。
ただレース以外にも色々なところでCBR600RRのエンジンは使われてきました。
例えばこんなシーンでも。笑
やはり丈夫でカスタムしやすく、パーツも豊富で汎用性も高い。
CBR600RRのエンジンはそんなエンジンなのでしょう。
もちろんエンジン単体で語れる話ではないのですが、
我々があっと驚くような新型CBR600RRの開発と公開に期待したいですね。