コンセプトモデルって2輪でも4輪でもけっこう好き嫌いがわかれますよね。
このデザインは好き嫌いというのはもちろんですが、
そもそも何がしたいのか分からない、とか、
こんな車両は成立しない。ありえない。といった意見も多々出ます。
今回のもなかなか攻めたスタイリングになっています。
見ていきましょう。
BMW Beta R Concept です。
いかがですか?
いきなり「なんじゃこれあり得ない!」って叫んじゃダメですよ笑
メキシコのデザイナーが近未来を思いながら、電動のバイクを、
技術的観点ももりもりにして描いてくれたようです。
ライディングポディションも含めて車体全体としてはかなり空力特性にきを配っているようです。
パッケージング全体でフロントタイヤ周りの構造物を減らし、
バイク全体が4輪でいうところのウイングのような役目を果たしていますね。
最近時のガソリンバイクではフロントのセクションはもっと前にあり、
ライダーが伏せた時の風防要素と、エンジン吸気へ、
向けていかに上手にエアを導くか、
あとはラジエーターにしっかり風を当てて冷却する。
といったことが重視されていますが、
今回のBeta R Conceptは異なる発想ですね。
なんとサスペンションは磁性サスです!
例えば制御サスペンションなどで、
ダンパー内部に磁性流体を使うことはありますが、
(電気をかけると粘性がかわる流体を使い、減衰力を可変させる)
磁石の力が直接バネとして働く機構は見たことがありません。
磁石だとばね要素はあるけれど、
減衰要素が出せるのかな?
電磁石の力の方向をリニアに切り替えて反力を出しながら、
見かけ上の減水力を作るのでしょうか?
サスペンション好きとしては非常に興味があります笑
デザインにはもちろん力が入っていて、
サメをモチーフにタイヤの頂点とタンクセクションが山なりワンモーションになる
滑らかなデザインです・
BMWらしいトリコロールが入ると、、、
かっこいい!?!?
デザイン善し悪しはあれど、近未来的な技術を想像し、
なんとなく味わいながらコンセプトモデルを議論するのは楽しいものです。
みなさんもバイク好きの友人と是非やってみてください。
ソース
BMW Motorrad Journal 7(ビーエムダブリューモトラッドジャーナル) (エイムック 3397)